めでたき好日
新郎のROAD君は、まるで営業マンを絵に画いたかのような30代。新婦のそのさんは、黙っていれば10歳は若く見られるだろう才媛で、カネのワラジを履いてでも探せと言われる年上の女房である。
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私とROAD君との出会いは今年の1月、メタボ会の「新年会 in BELLA VITA」での事だった。一次会終了後、ポリペスさん、ビバさん夫妻ら何人かでカラオケへ。初参加だったにも関わらず、ずうずうしくもその流れに乗った私、結局夜の明けるまで歌い続けた。彼はとっくに寝こいていたけど。
次に会ったのはその2ヶ月後。題して「メタボ de もんじゃ」の会で、月島に出掛けた時の事だった。遅れて到着したROAD君の横に妙齢の女性が一人。その彼女こそ、(そにさん改め)そのさんだったのである! ちょっと前のツーリングオフ会で知り合って以来つきあっているのだとか。
もんじゃ焼をたらふく食べた後なのに2軒目、3軒目と流れ、ついにはROAD君&そのさん、そして私の3人となった。時は東日本大震災直後、必然的に話題はそちらの方へ。ここで考え方のすれ違いか、ROAD君の発した言葉に噛みつく私。それをキッカケに、ハタからは聞きたくもない酔っ払い同士の議論が始まったのだった。
しかし、そのさんはエラかった。時折エキサイトするROAD君をなだめてはビシッと押さえつけたのだった。もはや私なんかの出る幕はない。この瞬間、これからのROAD君の人生にとってそのさんは、必要欠くべからざる存在となったのだった、かもしれない。
振り返れば、出会って半年余りで過食、じゃなかった華燭の典に漕ぎ着けたROAD君の積極性とそれを受け入れたそのさんの心の広さが印象的である。
紆余曲折人生の先輩として、ここでひと言お祝いの言葉を。
ROAD君、仕事では思い切りアグレッシブにチャレンジし続けなさい。そしてオフになったら黙ってそのさんの掌の上で転がされなさい。それが人生駆け抜ける歓びへの道(ROAD)ですよ。
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好天に誘われるように、午前中はカミさんと自由が丘の「エスプリ・ド・ビゴ」へ。
実は前夜、TV番組「ソロモン流」で紹介されたばかりの本格フランスパンの店だった。都内にいながらお上りさん気分で行ったら、案の定、店の外まで行列が出来ていた。先にカミさんを並ばせて、たった3台の駐車場にようやく車を停めた後、カミさんに合流してTVで紹介された栗入りの新作パンと共にいくつかのパンを買い、そのまま2Fのカフェでランチセット(スープ、クロックムッシュ、デザート)を食した。
ここいらは自由が丘の駅から離れている事もあって、商業地区ではなく住宅地という雰囲気。そこにいきなり数台もの車と人が押し寄せるのだからTVの力は凄まじい。ま、これで披露宴があるためあんまり食べちゃいけない今日のブランチは完了という事で、ガラ空きの都内の道を秋風を受けながら帰って来たのだった。
さて、本日はここからが本番。そろそろ仕度にかかるとしましょうか。
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