女子会に紛れ込んだOYAJI
昨日は夜まで何も食べずに時折昼寝しながら体力の回復を待つしかなかった。こんなシンドい思いをするくらいなら、金輪際酒なんかヤメてやる! と一瞬頭をよぎるのだが、いざ復活してしまえばそんなのどこへやら。こりゃ長生きしないな。
二夜明けて無事復活! 中一日の休養で出掛けたのは、BMWメタボ会メンバーのポリペスさん主催「秘蔵酒とイタリアンと昭和限定カラオケ大会」。
例によって「BELLA VITA」へ集合なのだが、この日の集合時間は飲み会にしてはいささか早い時間帯の15:00.まさか午後5時の間違いじゃないかと恐る恐るドアを開けたら、ポリペスさんとお友達2人(ソムリエールと介護福祉士という珍しい取り合わせ)が既に到着していた。集合時間は間違いなかった。とすると、プログラムでは19:00までここで飲み続ける事になる。大丈夫か、オレ?
そんな心配をよそに、次々と参加表明したメンバーが到着。だが、先日の会でご一緒したみーさんも含めて、そのいずれもが女性だったのである! たちまち私の周りは6人の女性で満たされた。最後にやっと一人の男性が来たけど、彼は一番スミの席に座ったモンだからほぼいないのと一緒。これじゃまるで女子会じゃないの。ホントに大丈夫か、オレ?
この日のための私の準備としては、恒例のデジイチとせっかくの美酒を飲むのに失礼がないよう、指宿に行った際に購入していた薩摩ガラス工芸品の酒器を持参した。そこそこ見栄えがいいので重宝している。
さて、今回のお酒の目玉は「十四代 無濾過 純吟」のはずだったのだが、アペリティフ代わりに飲んだ茨城の「来福 純吟 愛山」がすこぶる秀逸で、しつこいくらい華やかな十四代とまるで正反対に、酒が余計な主張を一切しない実に爽やかな飲み口だった。これなら食中酒としてもイケる。たちまちメンバーの一番人気となった。
さらに、この酒に使われている花酵母と呼ばれる「ツルバラ酵母」は、ポリペスさんの大学で培養されたオリジナル酵母というから面白い。日本全国には数千の日本酒の銘柄があり、50年以上生きててもまだまだ飲み尽くせない。それゆえ思わぬ所でこんな出会いがあるから吟醸酒の世界は楽しいのである。
さらに別の酵母で醸した銘柄ラベル無しの酒は、今度は来福よりもさらっとして、個性を残しながらもさらにドライ系に振れた味わいで、人によってはこちらの方がより好みかもしれない。これはお土産としても貰う事ができたので、冷蔵庫で半年くらい寝かせてみようと思っている。さらに円熟味が出て来る事を期待して。
料理はシェフさーのさん自慢の、岩手プラチナポークを藁で蒸し焼きにしたスペシャリテが本日の目玉。この料理は先日もいただいたが、この日も大満足の一皿となった。それに加えて、日本酒の肴用に味噌を使ったパテも吟醸酒と見事にマリアージュ! 実はパテがこれほど美味いモノと知ったのは初めてと言っていい。他にもピザとお好み焼きの相の子料理や羊肉とインゲンのソテーなども勢揃い!
ここまで来ると、ポリペスさんが気を利かせて用意してくれた焼酎の名品「森伊蔵」もあまり減らなかった。せっかくなので、半分残った一升瓶を担いでカラオケボックスに向かう事にした。
・・・・・・・
カラオケこそ女子会の真骨頂という凄まじい盛り上がり!
私以外の貴重な男性メンバーM君も一次会でお帰りになったようで、ここで私は完全に「間違って紛れ込んじまったOYAJI状態」になっていた。考えてみれば、女性5人に囲まれてのカラオケボックスなんて人生初体験だわ。歌だっていつしか昭和限定解除になっちゃうし。もはやこの勢いは誰にも止められませんよ!
15:00から始まった飲み会はすでに日付変更線を越えようとしていた。試合時間は9時間を超えただろうか。やっとお嬢様方のエネルギーも発散し終えたようで、半ばグッタリしつつも再会を約して笑顔のお開きとなった。でも実は、飲み会もカラオケも非日常が十分味わえたのでとても楽しかったのだ。
一夜明けて出社した私、仕事始めはすかさずアイソトニック飲料ガブ飲みから始まったのは言うまでもない。
第1回「秘蔵酒とイタリアンと昭和限定カラオケ大会」フォトギャラリー by mixi
(ノーモザイクにつきマイミクまでの限定公開です)
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