今宵は鮨とイタリアン・ナイト
日頃から企画モノが豊富なこの店から、先日「握り鮨と吟醸酒とイタリアン」みたいなちょっと面白そうな話が舞い込んだ。なんでも、さすらいのすし職人を招いて握り鮨とそれに合う吟醸酒を提供しようというもの。もちろん、オプションのアンティパスタなども用意されるという。
鮨を食べながら吟醸酒を飲み、その後はイタリアンとワインも楽しめる。こんなおいしいコマセに寄って来ない魚はいないだろう。いたいけな小魚のような私は見事にコマセに引き寄せられ、速攻で参加の名乗りを上げてしまったのだった。
スタート時刻の18時を意識しつつ、カミさん共々店に到着。だが、その時点で客は我々が口開け。取りあえず奥のテーブルに横並びに座り、ビールを飲みながらメタボ会メンバーでもあるシェフのさーのさんとクルマ談義。だが、肝心のすし職人さんの姿が見えない。17時に来る事になっていた職人さんが店に来たのは、何と18時15分過ぎの事だった。さーのさん、ちょっぴりおかんむり。
やがて私と同年代と思しき大人の雰囲気の女性が一人来店し、我々のテーブルの隣りに座った。さーのさんとの会話から、彼女はこの店の常連だと判ったが、我々とは初対面だったのでしばらく会話もなかった。その後、次々と来店したお客は彼女の知り合いらしく、いつしかその場の全員で話が回るようになった。
メタボ会のメンバー、みーさんと彼女の娘さんが我々の対面に座り、この時点でやっと職人さんの握りの準備が整ったようで、マグロのカルビ焼きと共に、今季最終物というコハダの新子とマグロの赤身が2カンずつ、塩とニキリに分かれたアナゴ一本握りの計6カンが提供された。島根の吟醸酒と共にそれを味わい、後はさーのさんお勧めの岩手の銘柄豚の藁焼きやパスタを肴にワイン三昧。
途中で、Studie横浜にてよからぬモディをして来たらしいかんたろう&ふろりんさんご夫妻も我々の横に合流し、これで今夜のオールスターキャストが揃った。すでにある程度アルコールが回っていた我々のテーブルは、全く支障なく話が楽しく弾んで行ったのだった。
そんな中、常連の彼女(F子さんとしておこう)が今夜一人だけで来た訳が判った。
長時間フライトで帰国したご主人が急性肺血栓塞栓症で入院し、血栓溶解剤とヘパリン、ワーファリンによる抗凝固療法を行なっていると言うではないか!
そんな状況を淡々と話すF子さんの口調から、やたらそのあたりに詳しい人だなと思っていたら、何と彼女の勤めている会社は私と同じ業界で、あろう事か、多くの分野で競合しているライバル会社だったのであ~る!
この業界は結構狭いので、お互いの会社に転職したりされたりした同僚などもかなりいる事も判り、一気に親密度が増したのは言うまでもない。
そんな二人の専門用語を交えたやりとりの内容は、医療業界にいるカミさん以外の他の3名はほとんど理解できなかったのは当然だ。もしもこんな話に興味を覚えたら、医師でも看護師でも薬剤師でもいいから医療分野を目指しなさいと、みーさんの高校生の娘さんに言っておいた。こりゃ将来楽しみである。
18時から始まった宴が23時過ぎに差し掛かるまでは、まさにあっという間だった。さすがに長居し過ぎたと感じ、残っていたかんたろうさんご夫妻とF子さんとさーのさんで最後のダベリを楽しんで店を後にした。明日が休日で良かったわ。
外はすでに、半袖じゃなくてOKだったと思える涼しさを感じた初秋の夜更けだった。
この後のメタボ会のイベントとしては、月曜日にはさーのさん主催の「平日ガラガラの箱根ドライブツアー(通称ガラ箱。決してガラの悪い車が箱根で暴れるドライブツアーではない)」、来月2日にはgateさん主催の「第2回Team TAMAツーリング in 奥多摩」と、たまたま同日開催になっちゃったポリペスさん主催の「秘蔵酒とイタリアンと昭和限定カラオケ大会」がある。
全部にはもちろん参加できない。やっぱ私らしく秘蔵酒とカラオケの会あたりかな。
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