大山鳴動して・・・

「(不信任案に)賛成しか選択肢はない」
「変わりありません。全ては国民のため」
「一致団結して行動(反対)してほしい」

昨夜、今朝、そして昼。これが仮にも日本国総理大臣を務めた政治家のわずか半日間に発言されたセリフである。常人には俄かに信じがたい事だが、発言の主が言わずと知れた「宇宙人」鳩山由紀夫氏であればむべなるかな、だ。

民主党代議士会の直前に彼は菅首相と会談し、辞任時期を復興基本法案の成立、第2次補正予算案の編成というタイミングについて「菅首相と鳩山で合意した」と明らかにした。党内が結束して内閣不信任案否決に向けて行動するよう呼び掛けたのはその直後だった。

思い起こせば1年前の6月2日、小沢幹事長を道連れに普天間問題などで辞意を表明した彼は「首相経験者が後々まで影響力を及ぼしてはならない」と議員辞職の構えだったものの、舌の根が乾かぬうちに翻意。9月の民主党代表選では、前の日まで菅代表支持を公言していたと思いきや、一夜にして「小沢さんのおかげで総理大臣にまで導いていただいた。小沢さんには大義がある」などと、一転、小沢支持に回った。

死んだフリでも死んでてもどっちでもいいこんな人物が、政局をいいことに突然ゴソゴソ動き始めて党内を振り回す。もはや優柔不断だとか3歩歩けば忘れる鶏だとかいうよりも、全く先が見えていないアフォそのものである。すでに老醜政治家と断じてもよかろうよ。

一方で、弟の鳩山邦夫氏が新党改革の舛添要一代表と会談し、不信任案に賛成する小沢氏や鳩山由紀夫氏と連携して新党を結成する考えを伝え、舛添氏にも、党幹部として参加してほしいと打診したという。兄が一夜で翻意してしまった今となっては、弟はピエロそのものだ。ホント、この兄弟はやることなすこと…。

・・・・・・・

で、不信任案の採決。結果は賛成152票、反対293票(過半数223票)の圧倒的大差で否決された。

首相が一定のメドがついた時点での退陣を表明した事を受け、鳩山氏同様に小沢氏が「首相から今までなかった発言を引き出したのだから、自主的判断でいい」と不信任案に賛成しないよう呼びかけたため、大量造反はなかった。ただ、こちらも翻意した原口一博氏らが投票直前まで説得を試みたものの、松木謙公氏は賛成票を投じた。小沢氏は何と本会議を欠席した!

結局、これはデキレースだったのか、単なる茶番劇だったのか?

いずれにせよ、鳩山、小沢両氏のドタン場の「大人の対応」によって沈没したのは「怪気炎だけで空振り三振」の谷垣氏、「出番を間違えたホワイトナイト」の鳩山弟、「ひとり加藤の乱」の松木氏だった。特に松木氏は、親分は自主判断と言い残して欠席、反対票に回った仲間が止めるのも聞かずに賛成票を投じたのは、大人になり切れない意地の為せるワザだったか。まあ、まったく同情には値しないわな。こんなの一世一代男を賭ける場面なんかじゃない。

さて、早くも「一定のメド」とは何を指し、いつの事なのかと党内外で紛糾し始めているらしい。岡田幹事長は、造反・欠席者に除籍・党員資格停止(党員資格停止中の小沢氏は除籍)などの処分を下すと言ったが、日教組出身で小沢グループの輿石氏は猛反対だと。政党としてのケジメもつけられないのか?

せっかく否決を勝ち取った菅内閣も、ここで小沢氏の息の根を止めておかなければ、またぞろ後ろから切りつけられかねないだろうし、行く手には震災復興、原発処理、エコ問題、普天間問題などの難題山積で、こちらは今度こそ国民に認められるスピードで成果を見せなければならない。

これぞ前門の虎、後門の狼。

もっとも、それ以前に辞任を自ら口にした「死に体総理」を誰がマトモに相手にするというのか? 

「いや~ん、バ菅」なんて言ってる場合じゃないよな。





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COMMENT

それでもヤツらのあれこれ弁明や言い訳が今日から始まりますぞ。

国民は政治屋どもの戯事にいつまでもつきあっていられません。
もう相手にしないでおきましょう。

政党を超えて政治家がまとまって国難に対処しなければならない場面。
政治家達をまとめるリーダーの資質か協力する政治家達の矜持か。
そのどちらも欠けていて、結局どちらも個人の利益に走ったのが今の政治でしょう。
実に見苦しくみっともないな。

今回の騒動、いったい何だったんでしょうね!?まったく…

わが国が有事であることに、永田町の皆様はまだ気が付かれていないのでしょうか。

それこそ政争をやる前に国中がまとまって動いていかなくちゃいけないのに。

解散になって政治がストップしなかったことを良しとすべきでしょうかね(笑)

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Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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