コミュニティ
町内会の班長の順番が回って来てしまったので、春の総会で紹介されて一年間は町内会行事への参加が半ば義務付けられていたからしょうがない。その他にも頻繁に来る回覧板の配信、町内会費や赤い羽根募金、祭礼協賛金や年末助け合い募金の集金など。今年最後の行事がこの夜回りで、5日間のうち私の出番は最終日の昨夜だったというわけだ。
主にOYAJI世代20名が二手に分かれ、消防団のメンバーと共に防犯チョッキを着て懐中電灯やチカチカ光る赤いスティックライトを持ち、拍子木を打ちながら町内を巡るというものだ。消防団の詰め所をベースに1回30分程度で一周しては戻って酒を飲む。30分経ったら次の巡回に出かける。これを午後8:45から12:00近くまで都合3回行なうのである。
逆の見方をすれば、30分の宴会の合間に巡回を行なうとも言える。しかも提供される酒は一升瓶の日本酒だから、うっかり飲み過ぎるとエラい事になる。私の父親くらいの町会長をはじめ、メンバーのほとんどは古くからの顔なじみで自然と話も盛り上がるが、私などの新参者ははじめのうちはどうしてもお客さん状態になる。
それでもこの町会は行事が盛んだ。春のバス旅行、夏のお祭り、正月の餅つきなどなどコミュニティとして十分な活動を行なっている。また、長寿祝い金や香典、果ては天災対処用に数百万円の備蓄もあるというから驚く。これが古くからある町=コミュニティの強みなのかもしれない。
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一夜明けた30日は、BMWのコミュニティのオフ会に初めて参加した。2ヶ月前、期せずして愛車がBMW120iCoupeとなり、BMW初心者の私の貴重な情報収集の場として取り合えず2つのクラブに入会した。
一つは、POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)の時と同じ出会いを求めるために、同じOYAJI世代のBMWオーナーズクラブである「BMWメタボ白髪連合会」、もう一つは同じBMW1シリーズのオーナーズクラブ「Club BMW1(CB1)」である。今回はCB1の「年末恒例! 締めの夜クラ」でオフ会デビューした。
会場は平和島競艇場の「ビッグファン平和島」の屋上駐車場。ここは21:00以降は無料になるので夜会にはうってつけだ。
プジョー206のオフ会もそうだったが、全員初対面の場に参加するのは期待半分もあるが、ちょっとドキドキもする。まるっきり走り屋ではない私などが会話についていけるだろうか、ジェネレーションギャップが生じないだろうかなどとあらぬ心配が頭をよぎりつつも、どうやら会場に到着した。
師走の晦日の夜、競艇場脇の娯楽施設の屋上駐車場はただならぬ光景を醸し出していた。いやむしろ、1シリーズを中心とした30台近いBMWが並んでいるのは壮観と言っていい。ヘタな中古車展示場顔負けである。
風が吹いていなかったのがせめてもの幸い、一段と底冷えのするこの夜、それでも他のメンバーの車を見てはあれこれと雑談を交わす30代中心のメンバー達。どこのオフ会でも見られる風景は変わらない。たった一台の120iCoupeをモノ珍しがっていただけたのは参加した甲斐があったかな。
全員が揃ったところで集合写真、参加メンバーリスト配布、そして自己紹介。初参加は私の他にもう一人。そこから小一時間後には下のフロアにあるファミレスへ移動。いきなり30名近い客が来たファミレスもアセッたろうが、奥のスペースを占領して雑談の続き。デジイチ、スマートフォン、iPadまで飛び出すところはさすが若い年代のクラブである。OYAJIはただただ唖然呆然・・・。
ファミレス後も再び屋上に戻ってウダウダタイム。とっくに日付変更線を越えているのに、メンバーはまだまだ元気だ。ここにいてメンバー達のクルマを見ていると、ノーマルっぽいのは私を入れて2、3台しかなく、18インチホイール&車高調を始めとしたモディファイぶりがイヤでも眼に入って来る。
自分のクルマだけを見ている分には全く違和感はなかったのだが、こうして見渡せばホイールひとつ取っても自分だけおかしいんじゃなかろうかと思えて来てしまう。さらにバンパー、サイド、リアのエクステリアはもちろん、ターボ車の135iに至っては吸排気系&ブースターという徹底ぶりに圧倒される。
このクラブではモディファイに対する物欲に駆られる事を「病気になる」と言い、その世界を「底なし沼」と呼んでるそうな。すでにドップリ感染している「モディ番長」「ショップ営業部長」などと呼ばれているメンバーもいて、気をつけないと私も感染してたりして。
そろそろ撤収するメンバーもチラホラ出てきた。私もキリのいい頃合いを見計らって帰路に就いた。と言っても時刻はすでに2:30過ぎ。OYAJI世代中心のPOOBとはまた一味違った熱気とクラブのウリであるアットホームな雰囲気を十分味わい、ここでもコミュニティの出会いと楽しさを味わえた事に感謝したい。皆さん、良いお年を!
モチロン、帰宅後すぐにバタンキューとなったのは言うまでもない。
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