控訴のススメ

雨、快晴、雨と一日毎に極端な天気の変化を受けている成田。3日間の中途入社社員研修も中日に入り、今回で研修トレーナーとして3、4回目のプレゼンとなるサブ担当のI子もだいぶ安定して来たようだ。さらに今回の受講者は、社内異動で専門営業部隊のメンバーとなった旧知のT君と出戻り入社のK君の2名だけなので、気分的にも楽だろう。

一方で、別の営業部隊の中途入社者の研修も進んでいる。そこにはウチの部署から組合専従員となり、再び現場に戻るB君(実はマイミクの一人)がいる。昨晩、研修終了後にそのT君と産休間近のトレーナーF子を交え、彼女のピンチヒッターとして異動して来たK子の歓迎会をやった。場所はもちろんお気に入りの京成成田駅前「まちのや」。

何を食べても相変わらずの美味しさ、加えて女将リエちゃんの笑顔に癒されつつ、宴は盛り上がって行った。気がつけば男2人女3人で生ビール、焼酎ボトル1.5本、13年物の古酒1本を空けていた。例によって、いくら払ったかどう帰ったかは覚えていない。さっき確認したら、行きと同じシャトルバスでホテルに帰り、お金は払っていなかったようだ。やれやれ。

さて、今日はボジョレー・ヌーボー解禁日の前日。別にヌーボーを有難がっているワケじゃないが、いつもなら会社近くの「グリーンスポット」で、一日早い前夜祭と称したフライング飲み会をやってるだろう。が、成田にいてはお手上げだ。それでも明日なら研修最終日で早めに終わるから、脱兎のごとく帰ったら一日遅れ(ホントは解禁当日)だけど行けるかも。

とりあえず今夜はホテルのラウンジで、フライングを依頼してみようか。無理な注文かもしれないが、何せウチの会社はこのホテルの大のお得意様のひとつだ。新人研修や中途社員研修で年間千万単位の経費を使っている。ここは調子に乗ってお大尽ぶりを発揮してみようか。

・・・・・・・

男性2人を殺害し、切断遺体を遺棄した池田容之被告(32)の裁判員裁判で、昨年5月の裁判員制度導入以来、初めて死刑判決が言い渡された。横浜地裁の朝山裁判長は判決後、「重大な結論なので、慎重に判断すべきと考える。控訴する事を勧めたい」と異例の説諭をした。

この言葉の真意についてさまざまな議論を呼んでいる。

地裁とはいえ、立派な裁判の判決を下したのに、下した裁判官の口から控訴を勧めるのはどうしたものか? 普通に考えたら、自らの判決に自ら疑問を呈していると思われかねない行為である。

裁判長は、命乞いした被害者を生きたまま電動ノコギリで首を切断して殺害した犯行態様について「およそ人間が想像し得る殺害方法で最も残虐で、被害者の恐怖や肉体的苦痛は想像を絶する」と非難した。

一方、公判中に示した被告の反省の態度について「内面の変化や更生の道につながる酌むべき事情はある」としたが、「犯行時に失われていた人間性をようやく回復したに過ぎない」と指摘し、「行為の残虐性、悪質性、計画性などを鑑みると極刑に処する事案と言わざるを得ない」と結論付けた。

極刑を決定するまでに裁判員は相当逡巡しつつも、精一杯議論を尽くして来たであろう事は容易に想像できる。議論に携わった裁判官共々、到達した判断は正しかったと信じて欲しい。この事件を第三者から見たら、十分に死刑相当と思われる事件だったのだから。

裁判長の控訴推奨の言葉は、そんな裁判員たちの心の負荷を慮っての言葉だったのかもしれない。確かに自分の犯した罪の重さを棚に上げて控訴する被告人が多いが、それは検察側にあっても、少なくとも当事者が判決を不服と判断したゆえの行為である。

この池田被告が公判中に示した反省が本心であるなら、彼は死刑を受け入れ、控訴する気はなかったかもしれない。とすれば、遺族感情を鑑みても裁判長の言葉は余計な事だったとも言えよう。

何とも腑に落ちない「控訴のススメ」だった。





関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

Number of Access
Since 25. Dec. 2001
Day by Day ・・・
My Profile

Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

Recent Comments
データ取得中...
Search
Translation
PDF Exchanger

Weather Forecast

-天気予報コム- -FC2-