続々 さて、どうしたものか?

ディーラーのテーブルで目に入ったモノ、それは「認定中古車」の文字と写真だった。

このディーラーは、お目当てのフィアットと共にアルファロメオのディーラーでもあった。そこにはシルバーに輝く「ALFA GT 2.0 Exculusive」が映っていた。アルファと言えば、官能的美女のイメージがあるメーカーだが、何しろガタイがデカいモデルが多い。で、ハナから射程外だったのだが、そこに「アルファの中でもコンパクトで・・・」の文字が。

店内にあったムックで調べてみたら、なんと車幅が1.7m台だ。それでも今さらアルファレッドに乗るつもりはないが、写真の彼女はシルバーで内装はベージュのレザーである。もちろんデザインは文句ナシの絶世の美女だ。早速、実車の存在を確認したところ、大田区の店舗にあると言う。はやる気持ちを抑えつつ、環七をひたすら南下して店舗に着いたのだが、なぜかそこに美女の姿がない。店員に訊くと、つい2時間前に板橋区の店舗に陸送されたとか!

これは美女が誘っているのか、それとも逃げているのか?

こうなったら意地でも追いかけてやる。着いた店舗は環七沿いの練馬区と板橋区の境あたり。何のコトはない、ここが自宅から一番近い店舗だった。はたして美女は玄関横で微笑んでいた。手際よく電話連絡が入っていたようで、すぐに試乗。ただ、試乗と言ってもセレスピードに不慣れな私は、助手席で解説を聞きながらだったけど・・・。

美女に抱かれているようなレザーシート、何より美女の奏でるエンジンサウンドに一発で殺された。2年落ち3万キロでコミコミ価格200万円前半も相俟って、美女は逃げたのではなく、誘っていたのだと実感。これを一目惚れと言うのか。実印持ってたらその場で押していそうなイキオイだった。ルンルン気分で帰宅したのは言うまでもない。

・・・・・・・

さて、そうなるとプジョー206を処分しなければならないので、車屋のYに連絡して引き取ってもらう事にした。購入予定の車種を聞いた彼は、案の定「アルファだけは止めた方がいい。すぐに壊れるぞ」とお決まりのセリフ。フン、そんなセリフは想定済みだし、今度は引き下がらないモンね。

すると「業界じゃアルファの3万キロは国産の10万キロに相当するとして、ほとんど買い手が付かない」「一旦トラブったら何度も修理が必要で、そのたびに20万、30万コースだぞ」「たいていのオーナーがイヤになって早々に手放している」などと、いつになくしつこい。結局、延々1時間近くも電話で説教され、それがまたイチイチごもっともだったから今回も引き下がらざるを得なくなってしまったのである。また負けた。

彼が安心して勧められるのはやっぱりドイツ車で、その堅牢な造りだけではなく、近年では日本の気候風土や乗り方に合わせて調整された車を作っているからだそうだ。そう言われても、こっちもハイそうですかと街で一番目に付く車種をカンタンには選べない。フレンチカーオーナーのプライドだってあっるってモンだわ!

・・・・・・・

やがてYからいくつかのBMW3シリーズの写真が送られてきた。だが、どうにもこの大衆外車のスタイルになじめない。今日の昼食の行き帰りにだって、10台近いBMWが走っていた。せめてシルキー6のクーペならと思うが、そのモデルは結構高いだろうし。

ではベンツならとYは言う。ベンツなんてもっとヤダ! こちとらまだまだイヤらしいオッサンにゃなりたかねぇや! それにBMWよりもっとガタイがデカいじゃないか。大きいコトはいいコトだはとっくの昔に死語だろ。

・・・・・・・

帰宅後、再度Yに電話。Yは言う。「ベンツだってCLKってモデルは車幅1.7m台のクーペだし、デザインもかなりオシャレだぞ」「えっ? ベンツにそんなサイズの車があったの? しかもクーペ?」

調べてみると、既に生産されていないモデルだったが、確かにコンパクトでデザインもいい。価格も200万円台前半程度でイケそうだ。私は決してミーハーとは思っていないが、とたんに日和った。パーソナルクーペならイヤらしさは感じないし、街でもあまり見かけないモデルだし。

さらに調べると、今度はBMW1.8Ciと3.3Ciが浮上して来た。こちらも同じような価格帯で、精悍なシェイプラインと白いボディが眩しい。これもアリ、だわ! 

Yは「お前さんだから、いいモノを安く探してやるよ。ベンツやBMWならウチの工場でも修理できるし、部品も殆ど揃っている」と言うのでそうしてもらう事にし、こっちは再びカミさんと実車を見て廻ろうかと思っている。

・・・・・・・

そういうワケで、足掛け10年乗ったプジョー206XSとのお別れも時間の問題となった。

たかが車なんだけど、10年も付き合えば家族のような存在と言っても過言じゃなかろう。一緒に走った数々の思い出が蘇ってって来ると同時に、この206を購入した時から始まったオーナー仲間との出会い、やがてPOOBの発足と総会、そして変態、じゃなかった編隊走行が走馬灯のように頭をよぎる。

中でも最も遠距離をドライブしたPOOB鳥取カニ食いオフは、往きは天橋立に前泊して鳥取砂丘へ向かい、帰りは浜名湖で後泊した往復1600km走破の旅だった。他のPOOBのメンバーにしたらどうって事のない距離だろうが、私には生涯初の長距離だった。

最終的にどんな車に決まったかはまた報告したいと思う。POOBメンバーの方、しばらくプジョーから離れる私を許して欲しい。その代り、いずれまた乗りたいプジョーが現れたら、再び乗る事を約束する。

だからアタシを捨てないで~~~!





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COMMENT

デザインはアルファがダントツ。
日本でオープンカーは宝の持ち腐れ。
ピュア2シーターは使えない。
ああ、207が5ナンバーだったらなぁ…。

でも…

ChaieさんにALFA乗ってもらいたかったような気もしますが…

いっそ、BMWならZ3かZ4あたりのオープンを乗りこなしてもらいたいなぁ

でもデザインならやっぱりALFAかなぁ(爆)

>himiko姉さん
ほうほう。。

>しげドンさん
やっぱそうですわな。何せ車もドライバーもいい加減ですから(笑
車決まったらアーシングよろしく!

>芳さん
ミニのカタログ見てビックリ! 何もかもがオプションで、適当に選んでったら平気で50万アップ! サギみたいだわ。

>おふさん
暖かいお言葉、恐縮でございます。さすがに500はねぇ…。娘さんの車ですかって言われそう。

ふむふむ。。

たとえ軽にのろうが、chaieさんはchaieさんですよ♪

個人的にはチンクにのったchaieさんを見て見たい(ルパンに出てくるオッサン伽羅みたいな(笑))

ニューミニ辺りが良いんでは?ト ムセキニンハツゲン(爆)

まあいいのでは、プジョーから暫く離れても… 多分プジョー車の良さがよくわかると思うから…

でも、アルファ止めたのは正解。
車に詳しい人なら維持できるだろうけど、Chaieさんは止めた方がいいなぁ~!

何になるか楽しみにしてます。

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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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