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そのまんまやっていいの?

3年前の1月のエントリ「そのまんまの情熱を」にてエールを送った東国原知事。その2年半後、昨年9月の「そのまんまじゃなくなった東」に書いたように、総選挙でドロ舟自民党からのラブコールに乗じて、彼一流の皮肉を込めつつ地方分権推進のためにアドバルーンを上げたのかと思ったら、実は本人が国政転身の気マンマンの発言だったという笑えないオチがついて見事に男を下げた。

それでも、何期も務めながら全国区レベルでは無名に近い知事が多い中、彼のネームバリューは威力抜群だった。焼き鳥やマンゴーを片手に、それまで特産品はおろかレトロ時代の新婚旅行地と巨人軍のキャンプ地以外にはとんと名前を聞く機会も無い地味県の一つだった宮崎県をここまで全国区に押し上げた功績は評価できる。知事見たさに県庁訪問ツアーが組まれるなんて全国でもここくらいだろう。

それらの過程で彼自身も発言力を増した事だろう。陳情で上京するたびにマスコミは彼の動向を追いかけ、その都度ニュース番組で流された。地方主権を掲げて政治的に連携しようという動きも見られた。

総選挙での自民党選対委員長古賀誠氏との一連のやり取りから何かが変わった。知事当選後には宮崎に骨を埋めると言ったくせに、所詮はヒノキ舞台への踏み台だった事が公に晒された。その後、口蹄疫問題で初度の判断を誤ったあげく感情的な発言をしたり、個人所有の種牛を情にまかせた横紙破りの保護を訴えて国に噛み付いたりなど、行政的な手腕に疑問符が付いた。

そして今回、遂に知事2期目の出馬を見送り、都知事選に打って出ると言うではないか。今のところ立候補の正式発表こそないが、どうやら宮崎県知事選出馬見送りの方は確かなようだ。一方で現職都知事の石原慎太郎氏が4期目出馬を見送るという発言も無いが、もしもそんな話がウラで進んでいるとすれば、今度こそ都民はちゃんと考えなければならない。

4期務めた鈴木俊一氏のような行政のプロではない新鮮さが受けて1995年に当選した青島幸男氏。そんな都民の選択動機は分からないでもないが、結果として彼はほぼ何もできずに終わったと言っていい。

次に立ったのは石原氏。彼の作家としての人気とインテリジェンスなイメージによって、期待を託された票は166万票、鳩山邦夫、舛添要一、明石康ら候補者を破っての初当選だった(1999年)。2003年の2期目は史上最高得票率の308万票、2007年の3期目も281万票を獲得して現在に至っている。

長きに渡る権力は腐敗を生み、見識を鈍らせるとはよく言ったものである。特定の広告代理店への利益誘導、身内の過剰な登用、公私混合ともとれるムダ遣いなどなど、任期の長さに比例して目に余るようになった。数々の極右的発言も彼の本質を物語っている。

石原都政の最大のミスジャッジはオリンピック東京招致などではなく、税金1000億円を投じた新銀行東京の設立とたった5年での1000億円以上の赤字計上、さらに400億円に上る追加融資強行採決と言って過言ではない。追加融資さえあれば黒字になると断言した落とし前は未だついていないどころか住民訴訟に発展している始末。

これら大問題に頬かむりをするために次期都知事選に立候補しないという判断は大いにあり得るだろう。問題の本質と深刻さをどこまで理解しているかは知らないが、東国原氏はその後釜に収まろうとしているのである。

願わくば人気取りではない有能な対立候補を望みたいと思うのは私だけではあるまい。少なくとも彼一人が抜きん出た選挙戦にだけはならないで欲しい。かつて横山ノック氏を選び続けた大阪都知事選挙を都民は決して笑えない。都民の有権者の見識だって大いに疑問だ。ややもするとまたぞろ人気投票になるキライが十分あるからだ。ここは彼の主張はともかく、その政治的手腕を冷静に判断して選択すべきだろう。

都政がこのまんまではヤバいけど、だからと言ってそのまんま任せていいのか?





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Chaie<チャイ>

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最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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