25年目という日

もう25年も経ったのか。

1980年春に大学を卒業して社会人となって6年目に入った夏のこの日の事はよく覚えている。  

日航ジャンボ機墜落事故。死亡者数は乗員乗客524名のうち520名、生存者はわずか4名の大惨事だった。1985年8月12日、18時に羽田を飛び立ったJAL123便は、離陸から12分後に突然「パーン」というカン高い衝撃音と共に後部圧力隔壁が破裂し、垂直尾翼は下半分を残して破壊され、ダッチロールの末に18時56分御巣高の斜面へ墜落したのだった。 

墜落時の速度は時速640kmに達し、機体の大部分に数100Gの衝撃が加わったとされ、この部分にいた人々は即死と推定されている。生存者の証言によれば、機体後部が着地したスゲノ沢には墜落直後の時点ではかなりの数の人が生存していたが、捜索隊が到着するまでに次々と息を引き取ったという。ただ、この場所はきれいな遺体が多かった事がせめてもの慰めか。

死亡者の中には坂本九氏などの有名人もいたが、逆に、搭乗予定だったものの交通機関の遅れなどでキャンセルした有名人には明石家さんまや女優の麻実れい、故・逸見政孝氏のご家族などもいたという。ここが生死の分岐点になったのかと思うと、一層やるせない思いが募ってくる。

2006年4月24日に開設された「日本航空安全啓発センター」には、後部圧力隔壁や後部胴体を始めとする残存機体、コックピット・ボイスレコーダーや現場写真などを展示しているという。その中で、墜落時間の18時56分で止まったままのいくつもの腕時計の遺品をTV番組で取り上げていたが、頭の中で思わず広島、長崎の被爆時間で止まった時計の遺品と映像がダブった。否応なく決定的な事実を記録してしまう機械の冷徹さに衝撃を受けた。

私も仕事柄、年に数十回の搭乗機会があるが、飛行中にふと思う事がある。もしもこの後、この飛行機が墜落する事を運命付けられたとしたら、いったいどういう時間が私に流れるのか。あの事故で、墜落までの32分間を乗客達はどんな思いで過ごし、最後の瞬間をどう迎えたのだろうか。

言葉さえ思いつかない。思いはなお想像すらできない。

・・・・・・・

昨晩はカミさんと息子と共に新宿の串揚げ屋で食事をした後、ヤマダ電機のLABI新宿東口館へ行った。

来年に迫った地デジ化対策のTV買い替えのためだが、リビングの大型TV買い替え作戦は、ラックや音響機器の設置を伴なう一大プロジェクトと位置付けていて、発動はせいぜい今年の暮れあたりだろう。今回はベッドルームの小型の方である。

22型と狙いを定め、極力安価なものをと思った。いざ買う段になって、虫の知らせだろうか、店員に「ウチはケーブルテレビだけど、地上波とBSのチューナーがあれば問題ないよね?」と訊いてみた。すると「ケーブルの場合は110度CSチューナーも必要ですよ」と言われた。

ええっ? えええっっっ?

CSチューナーなんてお呼びでないと思っていたのは大間違いだった事を初めて知らされたのだった。よくよく訊くと、大型TVには全部のチューナーが装備されているが、小型TVでは欠けている機種があり、その機種ではケーブルテレビが映らないと言うのである。

いやぁ、そんな事全く知らなかったし、たぶん未だに知らない人もたくさんいるだろう。まして新宿や中野などはTV難視聴地域でもあり、アンテナよりもケーブルTVをチョイスしている人が多いはず。もしも値段につられてネット通販などで購入していたら、トンデモない事になっていたかもしれないのだった。まさに危機一髪である。

私が密かに候補としていたブランドは「AQUOS」か「BRAVIA」で、特にAQUOSは最近になって4原色TVが出て、広告に煽られて慌てて買い替えに走らず、ここまで待っていたかいがあったと思っていたところだった。もっともこれは小型TVには関係ないけど。

4原色TVは黄色や明るい光が他の機種よりも格段にキレイで、年末までに価格さえこなれれば大型TVはこれに決まりだと思っている。ちなみに話題の3DTVは、極端なガチャ目の私には3Dメガネを装着しても立体的には見えないので、金輪際購入するつもりはない。

一方のBRAVIAは4原色ではなく、何と言っても4倍速が魅力だ。他の機種は倍速止まりなので、BRAVIAなら動きの速い画像に威力を発揮するだろうと期待される。だがこの機能は40型以上のTVだけのもので、小型TVには搭載されていないという。22型TVの実売価格もAQUOSより高いので、最終結論として小型TVはAQUOSで決まった。

家に帰って繋いだら、それまで半ばサービスで見えていたNHKBS1とBS2は受信できなくなった。ま、それが当然で、しょうがないわな。完全地デジ契約の時まではリビングのTVで観る事にしよう。

・・・・・・・

日航機墜落事故のご遺族と同じ日を迎えているというのに、彼我のこの温度差は何だろうと思ってしまう。

日本海を北上している台風4号が列島を挟んだ太平洋側にも大雨や強風をもたらし、東京でも昨夜来強風が吹きまくっている。お前ら、平成元禄気分で平和ボケしてる場合じゃないぞ、とばかりに。




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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