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結局はアンタのリーダーシップだよ

亀井郵政・金融相と原口総務相が、閣議決定を経ずに会見で発表した郵政改革案が物議を醸している。

その内容はゆうちょ銀行の預け入れ限度額を現行の1000万円から2000万円に引き上げ、同じくかんぽの加入限度額も1300万円から2500万円に引き上げるというものだった。さらに日本郵政の社内取引にかかる消費税(年間500億円)を免除するという。これらは鳩山首相の了解も得ているという。

これに対し他の閣僚から異論が噴出、当の鳩山首相も「了解したというわけではない」と回答した。さらに委員会で管財務相が消費税免除の話は聞いていないと発言。またも亀井氏を核としたゴタゴタが表沙汰になった。

TV朝日「サンデープロジェクト FINAL」に亀井氏、管氏、福島氏の与党側と谷垣氏、渡辺氏など野党側の面々が出演し、この件について議論していた。その真偽はともかく、与党のメンバー間で「言った」「聞いてない」とやりあう姿を見ていた私は、何とも言えない違和感を抱いたのである。

以前の自民党政権時代には、TV番組などで例えば消費税に対する意見をぶつけ合ったという場面はあったが、今回のように閣僚同士の言った、聞いてないという水掛け論的なやり取りが為された記憶はない。次元の低さというよりも、この内閣の政策決定プロセス自体に疑問を持ってしまうのである。

大昔の細川連立政権や最近の自公連立政権の例を持ち出すまでもなく、しょせん連立政権というのは無理が生じるのだ。

小泉政権時代の自民党に対する恨みツラミの権化となっている国民新党亀井氏は、小沢氏との人脈を武器に連立参加し、自分の存在価値を誇示するためにポジショニングパワーで政策をブチ上げては、振り上げた拳を下ろすべき落とし所を見つけつつ成立に持っていく。亀井氏から見れば民主党のメンバーはまだまだ未熟な若造で、結局このやり方が通用してしまう。これは以前のエントリ「地雷と踏み絵」でも予見した。

一方、もともと保守政党とは対極にいたはずの社民党福島氏、参院議席の数合わせと知りつつも連立参加。人生初の大臣ポストに舞い上がって、自分こそ弱者の代表といわんばかりに相も変らぬ現状反対と実現性のない理想論を口にするばかり。野党の立場での発言ならスルーもできるが、これが与党閣僚の発言となると、あまりの現実性の無さに薄ら寒さすら感じる。後ろ盾ではなかろうが、なぜか亀井氏とは同調姿勢。

連立政権の宿命と言えばそれまでだが、問題の根幹は他にある。

新政権発足から今日まで、見ていて最も歯がゆいのはやはり鳩山首相のリーダーシップである。真っ先にアピールした友愛精神も結構だが、それはあくまで自身のメンタリティの話であって、仕事である政治はドライでありシビアである。耳障りの良い言葉だけで物事がうまく動く事なんて皆無だろう。

決して小沢氏のように独裁型ではない。人の話を聴き、物分り良さげの姿勢は見受けられるが、それは本人のもともとのキャラクターの範囲でしかない。キャラゆえにドライにもシビアにもなれないから発言もブレる。これでは麻生前首相を笑えない。モトキャラだけで仕事がこなせる世界などどこにもない。

とにかく最高責任者である内閣総理大臣が、確固たる自分を持っていないという事が最大の問題だと思うのである。リーダーにとって最も重要な事は「自分の立ち位置を決める」という事だ。自分がどういう考えを持ち、どの位置に軸足を置いて覚悟を固めるかが、リーダーとして求められる資質と言っていい。彼からはそれがどうしても見えて来ないのだ。

自身の贈与税問題はもとより、小沢幹事長の秘書逮捕問題、小林議員の北教組不正献金問題、生方副幹事長の解任ゴタゴタ問題、中井公安委員長のスキャンダル問題など相次ぐ身内の問題にですら、党と政府の最高責任者としての裁断が下せない。これで政権生命を賭けた普天間基地移設問題で明解な結論が出せるとは到底思えないのである。

期限付きの問題解決ほど難しいものはないが、少なくとも基地問題の期限は迫っている。ここが鳩山政権最大の勝負どころだという事は、国民すべてが理解して見守っているに違いない。晩節を汚したような自民党政権下の歴代総理大臣が政権を放り出したのと同じ轍を踏みたくなければ、いいかげん確固たるリーダーシップを示せ。

・・・実は内心「もうダメかな」なんてあきらめの境地だったりして。





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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

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