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ちょっと仕事しちゃった話

相変わらず一進一退を繰り返す五十肩の予約診療のため、駅ビルの整形外科クリニックへ。

今のところDrによる診療と投薬は2週間に一度、その間はマイクロ波治療とリハビリマッサージを受けにできるだけ通うという事なのだが、このところの研修ツアーや会議などでそれもご無沙汰になっていた。今日のDr受診は初診から3度目になる。

私と同様、いやそれ以上に肩こりに悩まされているカミさんからの依頼で、今回は通常処方されてる鎮痛テープと内服薬に加え、胃薬をもらってきて欲しいとのリクエストがあったので、問診時にさっそく申し出た。

「ああ、Gasterでも何でもいいですよ。何にします?」
「とりあえず軽いところでSelbexあたりで結構です」
「おたくの会社の薬は何だっけ・・・?」
「Zantacでしょうか?」
「そうそう。でも最近あんまり宣伝して来ないよね」

この言葉が私の営業スピリットに火をつけた。

「先生、実は今、整形外科領域では術後の血栓予防のための薬を宣伝させて頂いておりまして・・・」

ここからその薬の必要性ついての説明と、一方でそれをなかなか受け入れて頂けない医療現場の話をひとくさり。もちろん、この薬が外科手術を行なっていないクリニックのDrには全く関係ないという事は承知の上である。

「術後の血栓は大きな問題ですよ。それを予防できるなんて、そんな良い薬を出しているんですか。それを使わない医者はバカだな。今日はいい話を聞けましたよ」

きっと開業前に経験しているはずの整形外科手術を思い出しながら言ったのだろう。最後にその薬剤のリスクとベネフィットをうまくコントロールする提案などを簡潔に話し、

「お忙しい中、余計なお話をしてしまいました」

と言って、リハビリの呼び出しを待つために診察室を後にした。営業職でもないのに思わず仕事しちゃった。・・・って、ほどでもないけど。

それはさておき、話の内容そのものよりも受診3回目でわずか5分程度とは言え、面と向かって話が出来た事に私は何か感じるものを憶えた。そう、サービス業的色彩の強い開業医は話上手で患者と話をする事に抵抗がないというのは、Drがすべてにおいてスーパーマンだと思い込んでいるのと同様にたぶん幻想に過ぎない。面識の浅い人とは自分の患者であっても人見知りしてしまうDrがいたとしても、我々と同様ちっとも不思議じゃないのである。

特に同じ業界にいる私などは、受診の際はその分野について自ら話をする事は極力控え、一般の患者と同じスタンスで受診しようと心掛けている。それでも保険証から身元が分かり、そうと分かればDrの方から業界や薬の話を切り出されるという事がよくある。

今回もそうだったが、Dr側がそういう種類の患者だと私を認識したのなら、こちらも求められるままにいろいろな話を安心して出せる。そのやり取りを通じて、お互いの距離が大きく縮まって来る感触がまた良い。無口なDrは人間嫌いでプライドの塊というのも思い込みに過ぎない。ただシャイなだけかもしれないじゃないか。

Drとの面談を基本とする営業部隊も、Drのそんなメンタリティを頭の片隅に置いて面談に臨めば、さらに効果的なコミュニケーションが構築でき、それを楽しめるようになるのではなかろうか。

業界が異なろうが相手が異なろうが、営業職とは所詮人間対人間の仕事である。




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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