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逝った人、逝かされた人

マスコミは、押尾学やのりピー一家の覚せい剤事件報道がひと段落を迎えたと思いきや、今度はいつにも増して目を覆いたくなるようなニュースに取って代わっている。

英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん(22)殺害事件で、現場から警察官を振り切って裸足で逃走し姿をくらませた市橋達也容疑者(30)、全国指名手配されながらも実に2年7ヶ月に及ぶ潜伏生活の末、自らの顔に施した整形外科手術がキッカケとなって、一昨日逮捕された。

新大阪から移送された時の深夜の東京駅のホームは、普段ならほとんど人のいないはずがバーゲン会場さながらにごった返し、真昼のようにまばゆいフラッシュの中、頭から黒いコートを被った姿で千葉県の警察署へと運ばれて行った。

逮捕前に公開された写真は、整形直後という事で鼻を中心に腫れていたが、実物は以前の面影を残した細面だった。潜伏中は2つの建設現場で働いていたそうだが、そのままおとなしくしていれば未だ見つかっていなかっただろう。結局は自縄自縛、やはり悪が栄えたためしはない。

彼の両親のインタビューや会見も報道されたが、父親は外科医というインテリジェンスの高い職業らしく、そのコメントは穏やかでロジカルなようにも見えたが、印象としてはむしろいかにも評論家的で他人事のように見受けられた。

真っ先に感じた事は、この父親は息子にガツンと意見した事はなさそうだという事。きっと息子の望むままに与え、やりたいようにさせていたのだろう。息子の方もそれまでは親から見てイイ子だったが、一時の感情から肝心なところで大きく道を踏み外したというところだろうか。

・・・・・・・

これが東で起こした事件で西に潜伏した末の逮捕劇とすれば、一方で東と西で同じような事件が起こっている。

一つは、女性による詐欺事件と関わりを持った知人男性達の不審死である。東は東京の35歳の女で4人の知人男性が睡眠薬と練炭による不審死、西は鳥取の34歳の女で7人に及ぶ知人男性のこれまた睡眠薬による不審死だ。関わった男性は両方とも決して少なくない金額を女に貢いでいた。中には結婚するつもりでいた男性もいたが、その挙句の変死というから浮かばれない話である。

もう一つは女子大生を狙った殺人事件である。千葉大の学生だった荻野友花里さん(21)は身体の数ヶ所を刃物で刺され殺害された挙句、住んでいたアパートに放火されたのである。夜は飲食店でアルバイトしていたというから、犯人はその客関係かもしれない。

島根大の学生だった平岡都さん(19)の場合はさらに惨い。スーパーのアルバイトの帰りに何人かの男性に連れ去られたと見られているが、身体中に殴られ蹴られした痕があり、首を絞められた挙句、バラバラにされ、広島の山中に捨てられていた。バラバラにされた様子から、単なる証拠隠滅ではなく、猟奇殺人的な蛮行と目されている。

両事件を見ていて、思わず2年前の愛知県で起きた闇サイト殺人を髣髴とさせられた。あの時の被害者の母親の無念さ、犯人への憎悪の思いを忘れる事ができない。

・・・・・・・

芸能人の訃報も続いた。

先月21日にくも膜下出血で亡くなった南田洋子さん(76)。女優として決して人目に晒したくはなかったであろう認知症を患った老いの姿。それでもダメ夫長門裕之によって、彼のアピールのためにか幾度もTVカメラを向けられた。しかも雇われていたはずの数人のお手伝いさんは全く画面に出て来ず、まるで彼一人で頑張っているかのようだった。その一方で、それまで彼女が夫の母親の介護に献身していた姿は一切映されなかった。

その彼女の告別式。このクラスの芸能人の冠婚葬祭の場には必ず顔を見せていた重鎮、森繁久彌氏(96)の姿が見えないなと思っていたら、体調悪化による老衰で一昨日亡くなった。それを報じるTVで繰り返し流された昔の喜劇役者の姿よりも、彼の名曲「知床旅情」のオリジナルバージョンをついぞ聴く機会が無かった事は残念至極である。見事な大往生と言わせていただく。

先月29日に肺がんで亡くなった三遊亭円楽氏(76)。かの円生の愛弟子であり、落語協会脱退騒動の際も円生師匠と行動を共にし、頼みの師匠が翌年あっさり亡くなっても協会には復帰せず、円楽一門として孤高の道を貫いた。

私財を投げ打った寄席「若竹」も閉館に追い込まれ、自らも脳梗塞、胃がん、肺がんと、その高座名とは裏腹に円くもなく楽でもない波乱万丈の一生だった。人情噺の名人、今でも国立演芸場で見せた「紺屋高尾」の名演が頭に焼きついている。

円楽氏といい、南田洋子さんといい、御歳76歳(昭和ヒトケタ世代)は、気がつくと今でも元気に国内外旅行している私の両親と同年齢である。「人の一生とは・・・」その姿をダブらせると、何とも言葉に言い尽くせない諸行無常の感を抱かされてしまうのである。



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No title

そうそう、今回の葬儀にもその暴露本に書かれた人はいなかったよね。そうとうウラミを買ってるな。
山城新伍といい、この時代の男はやりたい放題だったみたい。ロクな末路にゃならんわ。自業自得

No title

長門裕之って、ホントにロクなもんじゃない!
昔、しょーもない暴露本みたいなのも出したりしてたっけな。。
何あの露出狂。
長門裕之を持ち上げてたTV局もアホ。今更だケド。

んもー、腹が立って!

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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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