言い出しっぺのアセスメント

研修職人への提案」で書いた、模擬研修による研修トレーナースキルのアセスメントがいよいよ始まった。

「真っ先にオレが受ける」と、普段の営業研修ではトレーナーなど殆どやっていない部長殿が、なぜか張り切ってアセスメントを受けたのが先週の事だった。アセッサーは部内の営業スキルアセスメントセクションのメンバー達。アセッサーの目線合わせのためにも試し斬りは必要なので、それは結構な事である。部長殿にも詳細なフィードバックを依頼していた。

会場の福岡から帰京した部長殿を捕まえてその様子を訊いたのだが、口数も少なく、どうも要領を得ない。

返ってきた答えは、規定時間内では半分も終わらなかったという言葉だけだった。おいおい、時間管理はトレーナーの「イロハのイ」だろうよ。本番の研修では受講者の質疑などで多少の時間オーバーは常だが、これはあくまで模擬研修なのだからトレーナー側で調節可能だ。察するに、自己リハーサルすらやっていなかったのだろう。率先垂範の姿勢は良しとするが、これじゃかえって役立たずである。

台風やら地震やらで大騒ぎの中、月曜の午後便で今週から始まった大阪会場へ移動。その夜は久々に福島のお気に入りの地鶏料理屋「とり藤」にてアセスメントセクションのメンバー達と宴会。刺身に焼き、タタキにチキン南蛮に至るまで相変わらずスキのないウマさに一同感激。おまけに月曜日は焼酎がオール半額デーなので、普段は1000円する森伊蔵が何と500円! 心置きなくロックでガブガブ。

翌日、営業部隊のアセスメント午前の部を終えた昼休み、私のアセスメントが実施された。ここには最低2名のアセッサーさえいれば良いはずなのに、私の研修を一目見たいと本日のフルメンバー8名全員が集結! 研修職人を目指す私としては冥利に尽きる事だが、アセッサー8名に囲まれている景色は想像以上に圧倒的で、まるで本番の研修さながらの様相だった。

20分という規定時間に収まるよう、自己リハーサルでシナリオをまとめ、スライドの枚数も調整して来たものの、双方向のやり取りなどで、許容反ではあったが時間オーバーとなってしまった。おまけに全体的にも早口になり、そういう部分のスキルは厳しく減点された。

各アセッサーの具体的な点数の発表はなかったが、何人かに訊いたところ、50点満点で概ね45点以上はマークできていたらしい。これが後に続くトレーナー達の一つの基準になればいいと思った。

アセスメントの項目設定などについては私自身も深く関与していたはずなのに、実際にやってみるとウッカリ抜けてしまった部分があった。全ての項目を意識しつつ、わずか20分間にそれを満たすように実演するのは甚だ難しいモンだと悟ると同時に、やはり「段取り八割」、リハーサルを含めた事前準備が何より重要なのだと改めて気付かされた。

但し、これはあくまでプロフェッショナルな研修職人への一里塚である。今回のアセスメントには必要以上にナーバスにならず、本番の研修でもパートナーとこれを使って気軽に相互フィードバックをしながら慣れて行けば良いと思っている。要は本人の意識次第という事だ。

それにしても今回のトレーナーアセスメントの提案が私からで良かったとつくづく思っている。これがもし上からの一方的な決定事項だったとしたら、この忙しい時に余計な押し付けはするなと私自身が真っ先に反発していたに違いないからだ。自分が言い出しっぺなら口が裂けてもそれは言えないわな。

トレーナー自身に対するアセスメント&フィードバックは、仮にもプロフェッショナルなトレーナーを目指すなら絶対に避けては通れない道である。本来もっと早くから実施すべきものだったが、今まではたまたまその機会がなかったに過ぎなかったのだ。あるいは意識的に回避していただけだったのかもしれない。

部内の他のトレーナー達も、これを自身のスキルアップのチャンスと前向きに捉え、自己点検と気付きの場にしてもらえれば本懐である。





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Chaie<チャイ>

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最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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