スープ焼きそばと美人の湯 その1
POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)夏の総会in那須塩原。MapFanのルート検索によれば、自宅から集合地点の矢板まで145km、所要時間およそ2時間。プラス1時間も見ていれば十分だ。連休と言ったってお盆でもなければ海水浴場方面でもなし、あってもせいぜい料金所混雑くらいだろう。よし、明日の出発は9時だ。そう決めたのは前夜の事だった。
折りしも全英オープン予選2日目、初日-2の石川遼は+1のタイガー・ウッズと2日目も同じ組で回る。17歳と世界ランク1位、これを見逃す手はない。スコアはほぼこう着状態でバックナインへ。するとあれよあれよと言う間に両者はボギーやダボでズルズルとスコアを落とし、上がってみれば+6と+5で両者共に予選落ちしてしまったのである。
それを見届けたのが午前3時半。「まだ余裕、余裕」ってなモンだった。
翌朝、岡山から夜通しドライブで参加のしげドン氏のmixiに「そろそろ出発しますよ~」コメントをカキコして準備万端。愛車プジョー206のキーを回した直後、ケータイが鳴った。「まだ家だって? 高速はトンデモ渋滞ですよ! 5~6時間コースですよ!」としげドン氏本人から恐ろしいセリフ。続いてinakichi氏から「下道の新4号線しかないですよ! 3~4時間で来れるかも」とまたも恐ろしいセリフが。
結局、新4号をひた走って宇都宮近辺に着いたのが13時半。家を出てから実に4時間以上の長旅だった。元来、決めた時間に遅れる事を良しとしない私にとって、この初っ端の失敗はイタかった。とっくに着いていた幹事の寛吉氏、しげドン氏、inakichi氏そして風酔亭夫妻にバツが悪いったらありゃしない。御免
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「そんなもん、人間の食いモンじゃねぇ!」「い~や、これがウマいんだって!」と、かねてより寛吉氏と大激論を交わしていた塩原名物「スープ焼そば」といよいよ対決の時が来た。
地元の幹事寛吉氏の計らいで、敢えてプジョー好みの20kmの山道で移動。AT車の私は登りでパワーが出ないため、コーナー毎に前車に引き離される。後半の下りになってやっと離される事なくに駆け下りる事ができたが、このOYAJIども、やっぱエゲツない走り屋だわ。
スープ入り焼きそば発祥の店とされる「釜彦」。その名の通り、ラーメン丼の中にチヂレ麺の焼きそばが入っている。炒めてあるぶん、油が麺を覆っていて食感はラーメンよりもむしろスムーズだった。スープは普通のしょうゆ味と焼きそばのウスターソース味とが渾然となったえもいわれぬ味。
発祥の店ったって、きっとこれは焼きそばを間違ってラーメンスープに入れちゃったのがキッカケくさい。B級グルメと割り切ったら笑って食せる味だが、時々無性に食べたくなってわざわざ訪ねて行くとまで言う寛吉氏ってどんなモン? 700円也。
2、3日前のTV番組で、海のない栃木県人は実はマグロ消費量が全国トップクラスで、何とサメも良く食べるという。それにこのスープ焼きそば、栃木県で生きてくのもなかなか大変だな~と一人感心した次第。
食後のドルチェは、農協がやってる道の駅みたいな所へ移動してPOOB恒例ソフト部の部活動。これまでワサビソフトや青バラソフトなどを総会のたびに制覇して来たが、今回はツブツブ入りのキウイソフトをみんなでやっつけた。
ソフト部の活動を終えたところで、宿泊組の我々3人+ inakichi氏は当日参加組の風酔亭夫妻と別れた。いつもの総会なら軽く10人を越える参加者がいたのに今回はこれだけとはチト寂しい。よほど開催のタイミングが悪かったのか、幹事の人徳か? ・・・ま、前者という事にしておこう。
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チェックインしたホテルは乃木温泉にあった。寛吉氏の会社の業務関連施設だそうで、スタッフは顔見知りばかりのようだった。特筆すべきは何と言ってもその泉質。美人の湯という謳い文句に違わず、ホントに体中が気持ち良くスベスベになった。今回参加の無かったPOOB女性特別会員諸君、逃した魚は大きいぞよ。
食事は肉あり魚ありの飽きの来ない満足のいくものだった。中でも地元のひとめぼれをお釜で炊いた銀シャリはバカウマ! 新潟のコシヒカリに優るとも劣らぬ味わいで、一同大感激。
さて、食事と来れば酒である。しげドン氏持参の日本酒と寛吉氏の買ってきた日本酒がまた出色! これについては次のエントリに書く事にして、今日はここまで。
(つづく)
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