温故知新シリーズ 08

<地下鉄に乗って ~カジュアル&フォーマル考~ >

 
通勤途中の地下鉄の風景で思う事がありました。何を隠そう車中のサラリーマンやOLの服装や身だしなみについてです。こんな事を言うようでは、もはやリッパなOYAJIの証拠と言われそうですが、いずれ 「熱きガンコ爺(?)」 を目指す身としては敢えて言わせて頂きます。

まず女性。髪の毛をやたら明るく染めているのは百歩譲るとして、カカトのはみ出た細いツッカケ(ミュールと言うそうな)は何とかして欲しいです。あなたはこれから仕事に行くんであって、買い物に行くんじゃないでしょ? 仕事に向かう真摯さが伝わってきません。会社では履き替えるのかも知れないけれど、その格好での通勤は決して微笑ましいものじゃありませんよ。
 
それ以上に、お願いだからやめて欲しいと思うのが、車内でのお化粧です。あなた、欧米では人前で化粧するのは娼婦と見なされるんですよ。そんな人を見るたび、失礼ながらお里が知れるよって言いたくなるんです。それでなくても鏡を見ながらマスカラなぞ塗ってるさまは、百年の恋だって醒めちゃいます。 ・・・少し早めに起きましょうよ。

さて男性諸君。特に営業関係の仕事をされている方へ。

身だしなみは心の表れと申します。若い世代に人気の三つボタンスーツはまだ市民権を得ているとは言い難いし、黄色やピンクや原色系のワイシャツもそうでしょう。よく若い人はカジュアルに振った服装が 「自分らしさの主張」 と言いますが、ビジネス・シーンにおいては、自分らしさは仕事の能力で示す事が基本です。これがアパレル業界等の話でしたら、自分も広告塔なんですから共感できますが。

また、服装と同様に髪の毛を女性のような色に染めているのもやりすぎのように感じます。服装や立ち居振舞いは、カジュアルな時の自分とビジネスの舞台に立った時の自分とでは絶対に違うはずです。当然つけているべき 「けじめ」 があると言って良いでしょう。

そもそもオーソドックスな服装でなぜいけないんでしょう?  

信用を重視する業種ほど、あるいは同じ会社の中でもエラい人ほど基本に忠実な身だしなみではありませんか?  あなたの取引き先やお得意様にも年配の方はいらっしゃるでしょう。その人達はあなたの親世代同様、結構保守的です。服装や身だしなみで第一印象が左右される事はままあります。その時は言葉で言わなくとも、心の中であなたは値踏みされているんです。

第一印象を間違えると 「オシャレでユニークなヤツ」 は 「チャラチャラした、いいかげんなヤツ」 になってしまいます。たとえ後々のお付き合いからあなたの良さが分かる時が来たとしても、大切な第一印象で明らかに損をするリスクを負う必要はないでしょう。

あなたの存在は、あなた個人の主張だけでなく、あなたの会社の信用やイメージも語っているのです。カジュアルとフォーマルのT.P.O.を使い分けてこそ一人前の社会人だと思うのです。仕事だけでなく、アフター5も視野に入れているんだと言うのなら、その時になって着替えれば済む話です。

・・・最後にひとつ。スーツの時の柄モノや白のソックス。これは例外なく 「社会人以前の子供」 と見なされますのでご注意を!


(2002年2月 記)

・・・・・・・

このエントリを書いたのは、かれこれ7年以上前という事になる。

その時からこれまでの間に市民権を得たと言えるのは、かろうじて三つボタンスーツぐらいだろうか。それでも今やスリムスーツとやらまで行ってしまって、若い連中は寸足らずのような短ジャケットとジーンズ並みにフィットした細身のパンツに身を包んでいる。ボディコンシャスも男の場合は気持ち悪いだけだって。

シャツもどこで流行っているのか、ツートンカラーやピンク系が目立つ。しかも似合わないデブに限ってピンクのシャツなんかを好んで着ている。また、イチロー気取りか中田気取りか知らないが、坊主頭のような短髪に無精ヒゲはチョイワルオヤジのつもりなのかね? 断っておくが、ここは営業会社だぞ。

女性の電車内の飲み食い化粧は相変わらず日常茶飯事。そんな仕草を人前で平気で見せるのは売春婦くらいのモンだという事に彼女らは全く気付いていないに違いない。

服装と言えば、本社の内勤社員も夏場あたりはハデな色のノースリーブやタンクトップ、ミュールが闊歩してしてる。ここは昼の仕事場だ。夜の仕事と勘違いするな!

車内で座ってる客も立ってる客も一心不乱にケータイに見入っている風景も異様だ。最近はそれに加えて、通勤時の満員電車でも平気で携帯ゲームに没頭してる輩もいる。こっちからはiPod付属の耳に掛けるタイプのイヤホン故に漏れて来るシャカシャカにイライラさせられる。本人は全く気にしていないのである。

結局、あの頃とちっとも変わってないんだなと書きたかったのだが、それはたぶん間違っているだろう。むしろ全てにおいてより酷くなっているんじゃなかろうか? 時が経つに連れ、ないがしろにされながら何かが確実に崩壊して行っているんじゃなかろうか?

それを新しい文化だとは間違っても呼びたくはないし、少なくとも私は認めない。




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昨日の帰りの電車内で、1m以上離れている私にまで普通に聞こえるような音モレをさせている女性がいました。やはりiPod付属タイプのイヤホンでしたが、ここまで音量を大きくしているというのは、もう難聴になっちゃってるのかな?
私もiPodを愛用してますが、イヤホンの音モレには最大限気を使って、密閉度の高いインナー型イヤホンを3つ買い換えています。
すべてはピンちゃんのおっしゃる通り「たしなみ」ですね。

スッとしたわ~~
私もミュール嫌い!
だいたいあれをはいている人って、やたら階段をぎゃんぎゃんいわせて
おりてくるよね~
電車の中で、ものを食べているひとはもちろんだけど、私は人前で
ペットボトルのラッパ飲みも抵抗あります。
致し方ないときはするけど。。。(年よりは脱水症状がこわいもんね(笑))

たしなみというものが失われつつありますね~~

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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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