温故知新シリーズ 01
2001年5月に新車購入契約をしました。それまで乗っていたギャランVR-4から一転、コンパクトでコジャレた感じの車にしたかったからです。VR-4は車重1.5t超の重量級セダンでしたが、ツインターボと4WDのおかげで、加速と高速ではほとんど敵なしでした。
が、なんてったって大食い!
自慢じゃないですが、市街地走行の燃費はなんと5km以下! まるでガソリンを撒き散らしながらの走りももったいないし、高い税金を払いながらハイパワー車を乗り回す時代でもないとの思いから車選びにさまよい歩き始めました。
国産はもとより、イタリアなどラテン系や西ドイツなどゲルマン系もいろいろ見て回りました。高いの安いの、デカイの小さいの、などなど紆余曲折の後にたどり着いたのがフランス 「プジョー」 で、車種は 「206」 でした。デザインは言うまでもなくオシャレな超個性派、価格もVR-4の3分の2以下、試乗した感じも悪くない・・・。一気に決定か? と思った時、ひとつの不安が頭をよぎったのです。
・・・そう、プジョーは 「輸入車」 なんですよね。(何をいまさら!)
輸入車と言うと、真っ先に思い浮かぶのは 「トラブル」 です。しかもプジョーもしっかり例外ではない過去があったようです。自動車屋をやってる友人も同じことを言って、やはり勧めません。若干の恐れを抱いてしまった私は、さっそく愛用者のHPを探し、購入記などをROMしながら不安に思うことなどを聞いてみることにしました。
作者の方からも、そのBBSに来る他のオーナーの方々からも 「昔よりかなり良くなったが、機械である以上トラブル皆無ということはない。 でも、プジョーにはそれを超えた楽しさがある」 という声が圧倒的でした。
私はその言葉に勇気付けられました。それが最後のキメ手となり、心配しても仕方がないことは必要以上に悩んでも意味がないなと購入に踏み切りました。4年乗ったVR-4のメチャメチャ低い下取り査定にも涙でこらえ・・・思えば三菱車、最悪の時でしたよねぇ。
でも、人間思い切ってしまうと世界が拡がるモンです。気持ちは早や新しいプジョーとの生活へと切り替わり、その期待は膨らむ一方。車もまだ来ないのにアクセサリーは買っちゃうわ、カタログを端から端まで穴のあくほど眺めては、あげくに抱いて眠っちゃうわ・・・やがて来る未知の味わいとの出会いにワクワクの毎日でした。
(②へ続く)
(2001年11月 記)
・・・・・・・
さっそく自己満足の特別企画「温故知新シリーズ」を始めよう。
何を隠そう、これが私のWebデビューの文章である。いやはや何とも拙い事この上ない。
来る12月25日開設予定のホームページのコンテンツのために、開設へ至るまでの顛末を書き溜めておこうと思っていた。
これを書いた時期は、名古屋(瑞穂区)へ転勤して1年余り経ち、西枇杷島が沈んだあの東海豪雨も経験し、自宅前の瑞穂通りを駆けて行く名古屋国際マラソンも観戦し、そろそろここでの生活にも余裕が出始めて来た頃だった。
契約した5月は三菱がリコール隠しをやらかして信用失墜の真っ只中、このままでは自分の車もいつ壊れるか分からんぞ、という事で乗換えを決意したのである。辿り着いたのは、名古屋へ来る前にいた埼玉でも見たプジョーだった。
それまでのスピードとパワー指向はもう止めて、これからはオシャレなコンパクトカーでゆっくり流せればいいと考えた。そのイメージにピッタリだったのがフランス車だったのだが、どっこいプジョーはラリーにも出場しているバリバリのメーカーだったとその後で知った。
それでも輸入車に不安を抱いた私が相談した先が「Fine Blue」というプジョーオーナーが集まっていたサイトで、管理人の亮氏とはその後もPOOBを通じて付き合いが続いている。
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