疲労の嵐と春の嵐
パートナーの女性同僚も、緊張のトレーナーデビューとなった仙台が終わって幾分リラックスできたようだ。彼女の最大の武器は、何と言ってもマイク越しにすこぶる良く通る声にある。セリフの良し悪しはともかくとして、その声は受講者の耳にとても良く届いていた事だろう。ともあれ、お疲れサマの生ビール!
いよいよ陶器の器に敷き詰めた細氷の上に7点盛りされた刺し盛りが登場。それぞれの魚の横には名前を書いた小さなサクが添えられているところがまた憎い。そしてその姿は相変わらず美しい。これにトコブシの貝殻に生ウニを詰めて焼いた「焼カゼ」が、まずはここの定番だ。
これらを目の前にしてビールではいかにも失礼である。という事で、岩手の地酒「菊の司」の純米冷酒を合わせる。焼カゼと共に含むと口の中に磯の香りが鮮やかに広がる。やっぱ日本人に生まれて良かった~!
この後は穴子白焼き、真ツブ貝刺身に南部地鶏タタキと続き、酒もいつしか女将さんオススメの泡盛のロックへ。このまま調子に乗って飲んでしまうとトンデモない事になりそうだったので、シメに焼きカゼおにぎりを頬張って、本日はこれまで。
・・・・・・・
翌日、今週3会場目の盛岡の研修が終わった途端、蓄積された疲労が一気に出てきた。やはり1週間に3会場をこなすのがせいぜいなんだろう。これ以上はこちらの体力も落ち、テンションも下がってしまう。だのに来週は静岡、名古屋×2、横浜の4連チャンが待っている。果たして最終日まで持つかどうかマジで心配している。
研修終了後、パートナーがご当地名物の盛岡冷麺を食べて帰りたいと言う事で、名古屋時代の同僚だったK西に案内してもらった店が駅前の「盛楼閣」。プロ野球選手も訪れる「ウマくて高い店」だそうだ。
冷麺のつもりが厚切りのタン、レバー、アカセン、シマチョウそしてカルビと、焼肉&マッコリの飲み会となってしまった。しかも帰りの新幹線までの70分一本勝負である。もともと飲食のピッチが早いと言うK西が喜ぶほどのペースで肉とマッコリが消えてゆく。女性同僚が飲みやすくておいしいと絶賛したマッコリ、四合徳利お替り!
最後は盛岡冷麺とカルビクッパを3人でシェアして駅へ急いだ。もちろん東京までほぼ爆睡状態。タップリの疲労を抱えて自宅に帰り着いた途端、猛烈な風と雨が始まった。まさにタッチの差だった春の嵐の洗礼、家を揺するほどの暴風雨が一晩中続いた。
いよいよ暖かい春が来る。
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