初日は松本のクジラから
今回のパートナーは、昨年末に問い合わせ専門部門から異動してきたI君だ。と言っても、50近いオッサンである。数年前、まだ支店に学術研修部門があった頃、彼は福岡の支店にいた。彼らに対するプレゼンスキル研修で全国の支店を回っていた私は、翌日久留米で行われた支店研修にもお邪魔したついでに久留米ラーメンの大御所を、福岡に戻ってから居酒屋でゴマサバを彼から教わった。
そのおかげで、今では福岡と言えばゴマサバと言って憚らないほどのゴマサバ・フリークになったのだが、そんな彼が研修部門に来たのだから気合も入ろうってモンである。まずは我々が開拓してきた出張地別必須訪問店に連れて行き、彼に研修前夜の決起食事会の大事なカルチャーを植え込まねばならぬ。
もちろん、決起会なんて半ば口実だし、食事会と言いながら実はしっかり飲むのは言うまでもない。でも、それがトレーナー自身の励みになっているのは間違いないのだから、これでいいのだ。
さて、松本の店と言えば鯨と馬刺しとフグがウリの「信州 徳家」だ。鯨や馬刺しはもちろんだが、寒い晩はハリハリ鍋と日本酒が良い。なので最初の一本はおなじみの純米冷酒で行き、後はI君の希望通りの芋焼酎のボトルにした。その名も「くじらのボトル」だ。
鹿児島に生まれ育ったI君、特にハリハリ鍋の出汁に感激、このスープだけでも酒が飲めると豪語した。全国の美味しい店の話で盛り上がりつつ、マジメな話も少々交え、研修トレーナーのあるべき姿などの意見交換をしながら21時過ぎにお開きとなった。彼には初体験の松本だが、かなり満足したらしい。
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ホテルに帰って観たのはWBCのアジア最終決戦。一昨日、歴史に残るコールドゲームで宿敵韓国を撃破した日本、同じ韓国を相手に、ここで1位突破するかどうかがアメリカ本土決戦の有利不利に直結する大事な試合である。だが、8回が終わって1対0のビハインドだった。
結局、この1点を跳ね返す事が出来ず完封負け。アジア2位通過という結果でアメリカ決戦に臨む事になった。初戦の相手は世界ランク1位キューバが濃厚。ここで敗れても敗者復活戦があるものの、2連覇はより難しくなるだろう。
韓国相手に2戦連続楽に勝てるとは思わなかったが、ここは気持ち切り替えて、本当の決戦は次回のキューバ戦と見据えた上で最高のパフォーマンスを期待したいと思う。
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