またぞろ人権侵害?

鹿児島県奄美群島の公立中学校で男子生徒に丸刈りを強制する校則は「生徒の人権侵害」だとして、同県弁護士会(松下良成会長)は6日、廃止を求める勧告書を送った。奄美市で丸刈り強制反対運動をする保護者から人権救済の申し立てがあった。丸刈り校則は群島56中学のうち37校にある。

勧告書は「丸刈り強制」について「全国的に見ても奄美群島の中学にほぼ限られている」と指摘。「幸福追求権と表現の自由を保障する憲法と、子供に意見表明権を保障する『子供の権利条約』、個人の尊厳を重んじる教育基本法のいずれにも抵触する」と断じた。

県弁護士会は「改善されないようなら、勧告より重い『警告』も検討したい」としている。県教委義務教育課は「校長が実情に応じて校則を定めており、頭髪を校則で規制する事は一概に人権侵害とは言えない」としている。

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創価学会の池田大作氏の寄稿を掲載して話題となった毎日新聞の記事である。

またぞろトンデモ人権騒動だ。鹿児島県弁護士会が直接的な行動を起こしているが、事の発端となる申し立ては保護者からのようだ。このカン違い保護者の中に父親がいるのなら、その連中だって中学生時代には当たり前のように丸刈りだっただろうに。

実は私の卒業した都内の公立中学も丸刈り指定だった。入学式が近づいた頃、一念発起して床屋へ行き五分刈りにしてもらった。それまでのボッチャン刈りのような長髪から一変する事に、自分自身よりも周りの目が気になったのを憶えている。

ちなみに女子の頭髪は肩までの長さで束ね、スカートは膝の高さまで。校内放送のチャイムが鳴ったら、何をしていてもその場で起立、直立不動で聴く。家から出掛ける時は必ず制服着用。公共交通機関を使って出掛ける時は原則父兄同伴。映画などの娯楽は事前報告の上、父兄同伴。

当時流行ったドロップハンドルの自転車は、普通のハンドルに比べてコントロールに腕力が要るという理屈で、生活指導の先生は朝礼の時に生徒に向かって「乗りたかったら私と腕相撲して勝てたら許可します」。筋骨隆々の先生に勝てるワケないから挑戦者など出ない。で、禁止。

その生活指導の先生はこう言った。

「坊主頭も厳しい校則も、君達の長い人生の中のわずか3年間です。3年くらいそういう環境の中で生活するのは決してマイナスにはなりません。きっと君達の良い経験、思い出になるでしょう」

これを幸福追求権と表現の自由の侵害と一概に断じられるだろうか?

東京生まれなのに山手線すら乗った事が無かったので、ある日曜日に私は同級生2人とお菓子を持って乗りに行った。もちろん3人とも制服姿で、最後に上野水族館に寄って帰った。小さな冒険旅行といったところだが、よほど嬉しかったらしく、月曜日についクラスで喋ってしまった。それが担任の耳に入り、さんざん絞られ、最後にビンタをくらった。

その後も卒業まで、誰かれなく多かれ少なかれ同じような事件はあった。他校の生徒と喫茶店に入った、生徒だけでボウリングに行ったなどがバレて、職員室でズラッと横一列で正座させられ、一人ずつタップリ絞られた連中もいた。

ただでさえ好奇心溢れる反抗期の年頃である。自由だ権利だと言って放っておいたらどこまでも脱線しかねない。義務教育の最後の3年間くらい、姿形から校則に至るまで厳しすぎるくらいの縛りが掛かっていてちょうどいいのである。

あの時代、服装の乱れは心の乱れと公然と言われた時代だった。たかが頭髪、何をかいわんや。






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「こうしなさい、こうしてればいい」という時期が人生にあって良い。それが出来るのは今や親しかない。
その親が理屈をこねてそれを放棄するなら、その子供たちの未来なんて想像したくもなくなっちまう。
それを早く気付くべきです。

ウチのムスコ、坊主だよ~~ ^o^
少年野球やってるケド、坊主は彼だけ。せめてスポーツ刈りとか、、と言っても坊主がいいんだそうな。

ムスメは頑なに膝までの制服をフツーに着てる。ウエストでくるくる巻き上げてる子(ほとんどだが)を馬鹿にしてる。。
肩より髪が長かった時には、黒いゴムできっちり縛っておった。校則だそうな。

まるでワシが子供の人権無視のひどい親みたいだわよね~~ ^o^

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Chaie<チャイ>

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最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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