仕事ってヤツは!? その1

今回のエントリは長編のため、分割掲載になるのでヨロシク。

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先週、出張先の岡山全日空ホテルでたまたま観た久米宏の「テレビってヤツは!?」の後半のパートで、竹中平蔵、荻原博子、室井佑月、ビビる大木らが「あなたにとって仕事とは?」をテーマにディスカッション&トークを展開していた。

最後のお題となった「あなたはなぜ仕事をするのか?」について、ゲスト出演者は「誇りのため」「役割を果たすため」など、それぞれの仕事観をパネルに書いていたが、ホストの久米氏自身は単に「生活のため」と、彼らしく一種斜に構えたような理由を挙げていた。

私も考えてみた。自分はなぜ仕事をしているのか? 自分にとって仕事とは?

自分の外側にある理由として生活のため、社会人の一人としての義務と責任を果たすためという事は当然あるだろう。では自分の内側では仕事というものをどう捉えているのか?

その答えを出す前に、仕事に出会い、仕事に携わって来た道のりというものを改めて振り返ってみた。

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両親が薬局を経営していた流れで、薬系の大学への進学が私の「規定路線」だった。本当は文科系の適性の方があったと今でも信じている。とりわけ数学や物理の苦手な私が、大学で偶然入ったクラブを通じて「生化学」という学問に出会い、興味を覚えた事が実に大きかった。その出会いが、数多くの追試を受けつつも留年せずに卒業し、国家試験にも合格できた原動力になったと言っても過言ではない。

その時代の薬大卒業者の進路には大きく3つの道があった。

1つ目は病院勤務薬剤師。病院の薬局での調剤が主要業務だ。当時は女性の志望者が圧倒的に多かった。薬剤師の病棟進出(臨床薬剤師)などは夢の夢という時代だったから、調剤室に閉じこもって薬をただ分包したり袋詰めしたりする事は、とても男のする仕事じゃないと思っていた。

2つ目は大学院進学。今のような就職回避行動としての大学院進学ではなく、大学や企業の研究職に就くために必要な修士号を得るためである。当然頭が良くなければ進めない道なので私はお呼びじゃなく、早々と眼中から消えていた。頭が良いと言えば、ごくごく一部の超エリートは国家公務員上級職試験に受かって厚生省などに就職した者もいた。もはや全く別世界の出来事である。

3つ目は製薬会社。学術・開発部門への志望は特に女性に多かったが、一方で男性は、それがどんな職務内容かははっきりと分からなかったものの、営業職を志す者が多かった。その当時はプロパーだのディテールマンだのと言われたが、今では医薬情報担当者(MR)と呼ばれている。当時は男性オンリーの職種で、女性MRが登場するのはまだ先の話である。

医薬分業の推進などはまだまだ発展途上だった時代背景のため、市中薬局への就職はあったとしてもごく少数だったと思われる。あくまで将来薬局を起業したいという人が中心だった。

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こうして私は、それが当たり前であるかのように製薬会社の営業職の道に進む事にした。それも卒論教室の教授の知り合いがいるという理由で選んだ会社だった。

今から思えば、一口に製薬会社と言っても内資系・外資系のカラーの違いや給料面での格差が結構あったようだ。大学の就職課の活動も今のように活発ではなかったし、会社四季報のような企業情報誌程度の情報しかなかったせいもあったが、まあ、どの会社に就職しても食べて行けない事はないだろうと私は特に気にしなかった。


(その2に続く)



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Chaie<チャイ>

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最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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