キーマカレーにハマる
事の発端は、我が家の最寄駅の複合ビルにあるカレー店にたまたまカミさんと夕食に入ったところにある。ハウスワインにサラダ、甘エビのオイル焼などと共に、まずはお試しとばかりにキーマカレーをプレーン・ナンと共に注文。20分ほどして出てきたカレーは普通のレストランサイズよりも量が多く、2人前はあるかというボリュームだった。
ひき肉の量もタップリの上に辛さとスパイスの香りのバランスが絶妙、一口食べただけで気に入り、二人でちぎったナンにつけては食べ、ナンはあっという間に無くなったがカレーの方は半分も減っていない。やはり2人前はあったのかと、今度はチーズ・ナンを追加した。この時、他のカレーに無いキーマカレーの本当の魅力とは、具であるひき肉とルウとが口の中で常に共存する事により、何とも言えない食感をもたらしてくれる点だと悟った。
本格派のカレーの場合、これまで私はチキンやエビを好んで来た。スパイスの配合に店の特徴が良く現れるからである。その点、ひき肉を使ったキーマカレーは店による差があまりなく、本格派のカレーに比べれば少々亜流という感覚さえ持っていたのである。 ・・・もちろんそれは大きな誤解だったのは既に確認できた。
この日のキーマカレーのひき肉は鶏肉だったと思う。元来ヒンドゥー教やイスラム教の国ゆえ、日本の店と言えども牛や豚は使わないだろう。ともあれ、これが引き金となり、今日もキーマカレーを求めて別の店にランチに出掛けようという事になった。そう言えば、昨夜のTBS「チューボーですよ!」でもホウレン草カレーを取り上げていたっけ。
昨日の雨も上がり雲ひとつない快晴の空の下、買い物がてら愛車プジョー206を走らせる。選んだ店は北新宿にある「ミラン」。店の前にはネパール国旗が折からの強風にはためいていた。
ここでは2種類のカレーにミニサラダとサフランライス、そして特大クラスのナンの付いたセットを注文。私はキーマとシュリンプ、カミさんはホウレン草とバターチキンをチョイス。4種類のカレーはその色も味もバラエティーに富み、我々の舌を喜ばせ、お腹を満たしてくれた。ナンはお替り自由とあったが、これでもう十分だった。
昔からファンだった「デリー」上野店の超辛口カシミールカレーも良いが、具の大きさを気にせずにナンと共に食べられるキーマカレーもまた捨てがたい。たいていその店の最も安価なカレーに属している点もさらに良い。
忙中閑あり。さあ、いよいよヤマ場の2月到来だ。
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