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田母神氏参考人質疑への一考察

参院外交防衛委員会において参考人質疑をされた田母神俊雄・前航空幕僚長(60)は、「(論文で)日本がいい国だと言ったら解任された」と述べた。彼の論文の内容については「田母神論文への一考察」ですでに述べたので、今回は氏の参考人質疑への一考察という視点から書いてみたい。但し、論文を発表した時点での彼の立場の是非は別の問題として、ここでは問わないものとする。

ニュース番組で流れた参考人質疑の模様を見て、私は次の問題点が見えた。

「当時の常識を今の常識で諮ったり断罪したりするのは正しい事なのか」

戦争という外交の一手段が当時の国際法で認められていた時代。それ以前から欧米の列強国が弱小国を侵略・支配する事が当たり前だった時代。そんな時代背景の中で、時代の趨勢に呑み込まれる事を拒否して打って出た日本。世界の強国を相手に最後は敗れた日本。

それを現代の法律や倫理観で断罪してしまっていいのだろうか? 私にとってはこの疑問が一番大きい。なぜなら、日本の中でさえ男尊女卑の社会構造は当然という時代があったし、売春すら公に認められていた時代もあったではないか。それらこれらを今の法律や倫理観で鑑みれば全て罪悪だ。でも当時は合法だったのである。

「村山談話が政府見解であるなら、それは正しくて田母神論文が誤りなのか」

村山談話が発表に至った政治的事情は多くの人が知る事でもある。それは多分に為政者側の外交的・政治的事情によるもので、加害者とされる側からの謝罪ゆえ、相手国にとってその文言が心地良かったとしても、とてもそれが日本国民の共通認識だとは言えないはずだ。でなければ、その後も与党政治家などの中から引きも切らさず湧いてくる反村山談話的歴史認識を説明する事はできまい。

ならば、日本国としての歴史認識を少なくとも国民に対しては改めるべきではないだろうか。

それはゆくゆく憲法九条の解釈や憲法改正論議にもつながっていくものだと思う。第一、それまで万年野党でしかなかったタナボタ村山富市首相が、自主的に発言できる矜持なぞ持ち合わせているはずがないだろう。百歩譲って、社会党仕込みの護憲意識が与党の政治的思惑と一致したゆえ発言できたに過ぎないと考える方が妥当ではないだろうか。もっとハッキリ言えば、腰抜け首相と呼びたいくらいである。それが未だに呪縛となっている村山談話なのだ。

参考人質疑のニュース録画を見ていて、田母神の主張に対して、事を急いだ定年退職という処分しか出来なかった浜田防衛相、質疑の場で追及らしい追求も出来なかった野党。その本音は、実は彼の主張を心情的に全面否定したくなかったのではないかとさえ私には思えた。誰だって同胞が一方的な加害者で重罪人だったなどと認めたくはないはずだ。

戦争という外交手段は、取らずに済めばそれが何よりである。いずれ訪れる敗戦ともなれば、得るものよりも失うものの方が遥かにに大きい。現代においても例え対テロという名目が許されようが、例外なく同じなのはイラク、アフガンの一般市民の悲惨さを見れば一目瞭然である。だから戦争は間違いなく非である。

戦争が非であるという現代の常識と、それが当然とされた時代に行使した事とを混同してはならない。ましてや村山談話なぞに縛られて、あの戦争の全てを罪悪と決め付け、先人達の名誉を貶め、日本は極悪非道の侵略者であって、ひたすらその罪悪感を今後永遠に心の片隅に抱え続けろとでも言いたいのか? 日本人よ、もっと誇りを持て! 我々の先達は立派だったんだぞ! これが田母神氏の一番言いたかった事なんだと私は理解した。




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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