バカヅラはよせ!

カミさんが函館から家へ送って来た魚介類。これが結構冴えている。昨日は1kg超級の毛ガニとウニイカ、今日はホタテ焼とイクラ醤油漬けを肴に、ワインセラーで1年半寝かせた宮城の「伯楽星」を二日かけて楽しめた。越後川口SAで買ってきたコシヒカリもそろそろ終わりそうになり、先日届いた精白したての魚沼産コシヒカリにバトンタッチしそうである。

こう書くと、さも贅沢な食生活に聞こえるかもしれないが、なぁに、外でさんざん飲み食いする事に比べたらかわいいモンである。ちょっとした金額の差以上に食の豊かさが味わえること請け合いだ。

・・・・・・・

丸の内線と副都心線を使う通勤ルートに替えたのはいいけど、丸の内線は朝8時台はもちろん、9時を過ぎても、どこからこんなに人が湧いて出てくるかと思えるほどの混雑である。

おまけに新宿駅の手前で必ず止まるのだ。新宿駅での乗り降りに時間がかかるため、発車時間が遅れて列車が詰まるからである。だから大江戸線の時と同じ駅数にもかかわらず、こちらのルートの方が実質乗車時間が長くなる事が多い。それでも私はこのルートを変えるつもりはない。駅から会社までの徒歩区間が断然短いからである。

そんな朝のラッシュアワー、実に様々な事が起きる。混雑した車内で他人のイヤホンから漏れて来る聞きたくもない歌、大勢の乗客が降りる駅なのにガンとして一旦降りることをしたがらない乗客にはいい加減慣れて来たものの、最近はまた別の問題に直面している。

それは、タスキ掛けや肩掛けのバッグだ。これが結構凶器みたいになるのである。リュックについては心ある乗客が増え、混雑時には自分の前へリュックを掛け直すので問題になる事は少なくなった。だが、固めの革バッグや持ち物満載でパンパンに張ったバッグが持ち主の側面に飛び出ていると、押されるたびにその固いバッグがぶつかり、めり込みして思わぬダメージを招いているのである。男性のバッグは比較的薄めだが、女性の場合が厄介なのだ。

今朝もそうだった。ガッチリした皮製のバッグを肩に掛けた女性が押されるたびに、そのバッグが私の脇腹にめり込んで来るのだ。押される力がその一点に集中するからかなり痛い。でも持ち主はそんな事にはまるで気付いていない。せめてバッグを自分の身体の前に置いてくれさえすればいいのに、そんな慮りなど、期待する方が間違っているらしい。

ラッシュの車中、そういう連中の顔をしげしげと見ていると改めて気が付く事がある。乗り込むや否やケータイを開いてメールを打つヤツ、鏡を持って化粧を始める女、わざわざイヤホンをしながらゲームをしている学生、朝の通勤時に分厚い少年漫画雑誌を読んでるサラリーマン、そして大勢が降りる駅でも出口に居座り、一旦降りようとすらしないOYAJIやOBAN、そのどれもが見るからに「バカヅラ」なのである。

バカヅラとは、要するに悪い意味で知性に比例した顔の事で、ひと言で言うと「バカ丸出しの顔」だ。毎朝のラッシュアワーにこれだけ多くの顔とツラ突き合わせていれば、顔立ちとIQの度合いなどすぐに知れる。立ち居振る舞いの前に、それが顔に出ているのである。お里が知れる顔とも言う。逆にクレバーな人は立ち居振る舞いもその顔つきも実にスマートだ。男女の別なく、黙って立っていても知性が滲み出て「この人は賢こそうだな」と思わせてくれる。

公と私、パブリックスペースとプライベート空間の区別が曖昧になったからだと識者は言う。

その一番の原因を私は「恥」を忘れた結果だと思っている。ひんしゅくを買ったりそしりを受けたり、世間から後ろ指を差される事を「恥」や「穢れ」とした文化は今や確実に衰退し、自由の名の下、もはやそれを気にしなくても何ら不都合が生じないように見えるのが現代だろう。自宅だろうが公共の場だろうが関係ない。自分の体裁だけ取り繕うのが先で、自分以外は二の次三の次でいい。

・・・・・・・

ついでに話を少し飛躍させてみよう。

識者はまた、社会構造が変わって犠牲になるのは弱者だとも言う。

だが、見るがいい。やれ自由だ、ニートだフリーターだのと自らの思うがままを生きている気になっている輩こそ、そんな社会が生み出す理不尽に抗う力も知恵もなく、気が付けばカヤの外に放り出されているではないか。それなら今度はせめて泣き叫んで立ち上がるのかと思いきや、さにあらず、例えば選挙ですら意思表示の行動を放棄し、黙って社会の澱のように沈んでいくだけじゃないか。

戦おうともせず、変化しようともせず、せいぜい嘆いてふてくされているだけの輩を「負け組」と言うのなら敢えて言おう、そう、お前らは負け組なんだと。この社会で一人前に食っていく事が戦いとするならば、お前らはただの不戦敗だ。少なくとも一旦は戦いの場から逃げたのだ。そこにどんな理屈をこねようとも、お前らは戦いの場に残って必死に頑張っている連中以下なのである。

だったらリベンジせよ! 己の全身全霊を懸けてチャレンジせよ! ハンデ戦はもとより承知の上で倍旧の頑張りで、とにかく戦いの場に出よ! そして少しでも浮上した時、お前は本当に強い人間に生まれ変わっているから、今度はお前の過去がお前の強みになる。そんなお前がいずれ成すものは、さぞや大きな事だろうよ。それが人生のリベンジってモンだ、わかったか!

・・・ふう、ちと酔っ払ったかな。




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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