暑い初島の熱い宴
熱い海と書いて「熱海」まで、JR踊り子号で同僚2名と息子の計4名で移動。レギュラーメンバーのS一家と女性のY子2号、それに浜松から来た同僚N君と熱海港で合流、島までのおよそ30分、呉越同舟となる。船上でそのN君から思わぬ爆弾宣言が飛び出した。バツ2のN君、何と3度目の入籍を今朝済ませて来たと言う! 今度の相手は北海道出身の女性で、写真では菊池桃子似だった。これはこれで羨ましい犯罪だと思った。
30分弱で到着した初島、実は私には初めての地なのだが、何しろ暑いと言うより熱い! せっかくだから少しは海にでも浸かろうかと思っていたが、この暑さで気力が完全に萎えた。グータラが生きがいのK君曰く、「こんな所で外に出てたら死にますよ。こういう時はエアコンの効いた部屋で高校野球でも観ながらゴロゴロしてるに限ります!」。これはこれで珍しく説得力があると思った。
ダイビングに海水浴、鉱泉風呂やTV観戦など、思い思いのアクティビティの後に、いよいよメインイベントの夕食宴会が始まった。島のスーパーに二度通って買い揃えた酒は、日本酒「初島」、泡盛梅酒、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎の四合瓶、赤ワイン、ウーロン茶割用の甲類焼酎の四合瓶と1升パックを用意したので準備に抜かりはない。
料理も民宿とは言え、脂の乗った鯵のタタキ、金目鯛の煮付、車海老の塩焼き2匹、イカのリング揚げと、ご主人が舟盛りの必要はないと豪語した通りの内容とボリュームだった。S一家の持って来た花火を港でやった後は、男性部屋に場所を移して二次会突入。宿の消灯時間の23時を軽く越えるほど話に花が咲いた。さすがにカラオケはない。
先に寝付いた同僚O君の恐怖のイビキが始まったので、あわてて撤収。日付変更線を越えたところで消灯と相成った。翌朝は朝食時間の7時半にたたき起こされ、布団もさっさと片付けられて朝食後の二度寝すら許されず、チェックアウトまで枕だけを抱いてゴロゴロするばかり。熱海に戻って最後の昼食。次回は涼しい山の方に行こうという事で解散した。車で来ていたM子に4人が同乗し、なんとノー渋滞で15時には帰宅していた。
私はその足で、明日から始まる研修ツアーのために19:00のANA便で福岡へ飛んだ。福岡で2日間、その後岡山、高松へ移動する「九州・瀬戸内ツアー」の始まりである。さすがにしんどいわ。
・・・・・・・
そんな中、天才漫画家赤塚不二夫氏が72年の生涯を閉じた。
我々は、まさに彼の作品と共に育った世代だと言って良い。「おそ松くん」の六つ子、イヤミ、チビ太、ハタ坊、デカパン、ダヨーンのおじさんなどのキャラはギャグマンガとは思えないほど立っていた。「天才バカボン」のパパやレレレのおじさん、「モーレツ!ア太郎」のニャロメやウナギ犬、ケムンパスなども忘れられない。そう言えば、大学時代に着ていた白衣の袖に自作のニャロメを描いたっけ。
いい意味でこれほどのアブノーマル・エネルギーを持った作家によるドハズレ路線のギャグマンガはもう出て来ないだろう。心からご冥福をお祈りしたい。
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