民度以前の話なのかも

北京五輪の聖火リレーは長野の後、韓国から北朝鮮へと渡されて行った。これまでリレーされた諸外国で見られた以上に、数十人の警護員に二重三重に囲まれて移動するその様子は、マスコミが伝えているように平和とは真逆の光景である。

26日の長野では、沿道を挟んで中国国旗を振りながら「一つの中国」を叫ぶ@2000円の参加費で動員された留学生集団と「チベット・フリー」を叫ぶ支援団体を名乗ってはいるが、おそらく大部分は反中右派集団との衝突や摩擦が相次いだ。5人逮捕。

これが27日の韓国になると、これらの団体に加えて、脱北者の強制送還の抗議行動に出た各種市民団体も入り交じっての衝突となった。ここに動員された中国人留学生は1万人以上と圧倒的な多数で、これは韓国建国以来初めての事態だったという。4人逮捕。

さらに28日の北朝鮮ともなると、例によって動員された平壌市民が中国の応援をしているのどかな光景のみとなり、聖火ランナーの周りも10人足らずの中国警備員のみとなった。北朝鮮側はかねてから「最も整然とした聖火リレーをする」と言っていたが、さすがは独裁国家の面目躍如といったところか。もちろん逮捕者なし。

こうして見ると、言論の自由の度合いによって騒ぎの大きさが異なるというお国事情が垣間見える。ただ共通しているのは、大量動員してまで「中国歓迎」を演出したい中国と、国に洗脳教育された留学生らが、国の意に反して加熱し暴力行為に及ぶという低民度が露呈された事である。

彼らは皆、民主主義の国に留学しているはずなのに、反対意見を数の暴力で潰す行為に及んだという事は、多様性の価値を重視する民主主義を全く理解していないという事である。暴力も表現の自由だと言うのであれば、国民共々中国という国の非民主国家の証明に他ならない。これでは全くの逆効果だという事もわからないのか?

では、我々日本人の民度はどうか?

以前から指摘している給食費や保育費などの公費未納問題や富士山山麓のゴミ投棄問題もあるが、先日来気になっているのは、群馬県前橋市に端を発した花壇の花の切断事件だ。すでに5000本以上のチューリップやパンジーなどが切り落とされたそうだ。

さらに昨日、水戸の偕楽園公園内の千波湖畔で、白鳥と黒鳥の計7羽が何者かに棒のようなもので殴られ、首の骨を折られるなどして死んでいたそうだ。これは明らかに標的を植物から動物へとエスカレートさせた愉快犯の犯行だと言っていい。そして、どちらも物言わぬ相手への残虐行為だけに一層根が深い。こういうニュースを見るたびに、心に殺伐とした荒涼の風が吹く。

この国の国民は、いつから平気でこんなマネができるほど心が病んでしまったのだろうか? それとも善悪の区別すらつかない輩がこんなにも増えてしまったのだろうか?




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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