大台に乗るということ

今夜は、同僚の女性が来月40歳に突入するという事で、学会出張で延びたボジョレー・ヌーボーの会と併せて40代メンバー限定の前祝いをした。お店は、先日も牡蠣食い宴会をやった代々木「グリーンスポット」だ。

メンバーは私を含め40代の男性3人、同じく40代のザル子1号と3号にも声を掛けたのだが、さすがにザル子たち、毎度の事ながら別の飲み会がすでに入っていて両名ともアウト。せっかくの先輩女性からのご託宣は期待できず、変則カルテットでの飲み会となってしまった。

・・・・・・・

年齢がある年代に達する事を「大台に乗る」と言うが、私の考えるところでは男女によって若干の違いがある。

男性の場合、それは50代だと考える。通常、20代で社会に出て仕事をし始め、30代で家族を持って子供も生まれる。仕事でも中堅どころとして20代の頃よりも「社会的責任の所在」というものがより明確になってくる。人生の中で、さまざまな経験値を最も稼げる時期でもある。

40代ともなれば家族を含めた環境も落ち着き、今の仕事がほぼ定職となり、時にそれが天職となっている幸せな場合もあるだろう。一方で子供の教育等もピークになる。その意味で、公私に渡ってまだちょっと忙しいが、おぼろげながらも自分の行く末が見えてくるのもこの頃かもしれない。

50代とは、一説によれば「利子で食べてゆく年代」だそうだ。今までの人生経験で築いた財産を駆使すれば、徒に新たな事に手を染めずとも生きていかれるはずだ、と言うのである。自分自身もそうあって欲しいと思うが、果たしてどうなるか。いずれにせよ、人生で50代が大きな区切りになるという感覚は理解できる。大昔は「人生50年」だったのだから、寿命の延びた現代にあっても少なからぬターニングポイントであると言えよう。

さて女性の場合。

あくまでも「女性」として見た場合、大台は40代だと思う。20代は男同様未熟な時期で、多かれ少なかれ、物事が自分中心に回っている感覚をどこかに持っている。だが、この時期にいかに良い経験や見識を獲得するかで、花開く30代を迎えられるかどうかが決まるのである。内なる知性の輝く30代の女性は本当に美しい。

たとえ結婚して家庭に入ろうが、働き続けようが、30代を美しく走りきった女性が迎える40代は、まさに円熟期と言えるだろう。押しも押されもせぬ完成された大人の女性そのものである。だから私は、女性の大台は40代と考える。

・・・・・・・

頭の片隅でそんな事をぼんやり考えながら、今年のボジョレー・ヌーボーを味わう。今年は、かなり輪郭のはっきりした味で、ミディアムボディクラスの重厚さに思えた。甚だ乱暴だとは知りつつも、私はボジョレー・ヌーボーの味で、その年の赤ワインのデキを大まかに判断している。近年で最も印象に残っている年は2002年だった。この年の赤ワインは今でも「買い」だと思っている。今年も結構いい線いってると思うが。もちろん、この日もこの時期イチ押しの岩手産生牡蠣が美味だった。そして、店内のざわめきと共に至福の時間が流れていったのである。

店内のざわめきと言えば、今夜の客は9割がたウチの社員だった。ふと歓迎会をやってる席を見ると、何とその主役はザル子8号ではないか! 今回の組織変更に伴う異動のせいだろうが、少数の男性社員と多数の女性モニターという珍しい顔ぶれだった。モニターの中には国立大学の医学部卒でありながら、国家試験は受けていないという変り種の女性もいた。

目の前で笑っている大台目前の彼女も、きっと完成された大人の女性の魅力を兼ね備えているに違いない。

Have a nice 40's !  ・・・あっ、私も来年早々に男の大台突入だった!



関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

Number of Access
Since 25. Dec. 2001
Time Goes By ・・・
Day by Day ・・・
My Profile

Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

Wise Remarks
Recent Comments
データ取得中...
Search
Translation
PDF Exchanger

Weather Forecast

-天気予報コム- -FC2-
Game Corner

おまけ Space Invaders
developed by 遊ぶブログ