総裁選に霞んだ民主党

自民党両院議員総会の総裁選で、第22代総裁に福田康夫元官房長官が選出された。同党国会議員と各都道府県連の代表者による投票の結果、福田氏が330票を獲得、197票を得た麻生太郎幹事長を133票上回り、新総裁に選出された。

幕が上がったら芝居が終わってたと揶揄されたデキレースが終わり、予想通り「チンパンジー」「オランウータン」「マリオネット」「腹話術人形」総裁が誕生した。

しかしコイツはホントに勝ち戦にしか出てこないヤツだ。前回は、安倍氏に次ぐ2番人気で勝ち目の薄いのを歳のせいにして出馬を見送ったくせに、今回は多数の派閥の支持が見えた途端、「自民党は大きな困難に直面している。国民の信頼を回復し、着実に政策を実行する政党に生まれ変わりたい」と、今日の当選挨拶と同じセリフをのたまって出馬した。

考えてみれば、本人の美学である「推されて出る」という形も保持され、それこそ歳から言っても今回がラストチャンスである。初の親子宰相実現のためにも、なりふり構わず掴みに行くのも当然か。

だが、これまで数日の討論会でも、彼の穏やかそうに見える語り口からは、ついぞ具体的なビジョンや政策が出る事はなく、出るのはいつも抽象論ばかりだった。それなのに不思議と異論が出ないというのが、私の大きな不満だった。にも拘らず、麻生氏と比べて落ち着いた安定感を印象付けたのか、演説先で多数の聴衆に支持された格好だ。だから国民は愚民だと言われるのだ。

25日の国会で首相指名選挙に臨み、夜までに福田内閣を発足させるとみられている。現閣僚の大部分が留任すると見られており、組閣のポイントは、政権の司令塔といわれる官房長官人事に絞られている。近い将来の総選挙の顔となる自民党幹事長との人事によって、福田内閣の方向性が見えてくる。そこいらへんに麻生氏を持ってくるような事でもあれば、彼の器の大きさが見直されると思うが、どうだろうか?
 
それにつけても民主党は何やってんだ? 首相代理も任命できない形で首相が辞めた安倍内閣に対して責任を追及し、一日も早い国会開会をビシビシ迫るべきで、自民党のお家騒動を黙って見物している場合じゃないだろが! 影が薄いったらありゃしない!

今こそ参院与党の存在感をアピールできる絶好の機会じゃないのか? それとも何かとんでもない秘策が取ってあるとか、逆にそれができない理由があるとでも言うのか? この時間がもったいないじゃないか! 

このままじゃ参院選圧勝の勢いはおろか、自民総裁選、首相指名選、組閣人事などに世間の耳目を奪われ、気がついた時には元の単なる野党イメージに戻っちまうぞ! どうしてこうツメが甘いのかなぁ…。




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Chaie<チャイ>

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最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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