食ってはいけない

つい一昨日、大阪で食い倒れたというのに、今日は全く逆のテーマを取り上げようと思う。それは取りも直さず、空いた口が塞がらない中国の食料品事情である。たくさんありすぎてとても書ききれる量ではないが、今後のために可能な限りニュース記事から拾い集めて整理しておく。


「毒入り風邪薬」

昨年9月、パナマの病院に呼吸困難などの中毒症状を訴える子供が相次いで担ぎこまれ、365人が死亡。子供達の飲んだ咳止めシロップに工業原料ジエチレングリコールが含まれている事が判明した。死者のうち100人がジエチレングリコール中毒死と断定されている。

このジエチレングリコールは医療用グリセリンとして中国から輸入されたものだった。安価なジエチレングリコールを高価なグリセリンとして売れば儲かるからである。この事実を中国当局が認めたのは、米国報道で隠しきれなくなった5月。事件発生から8ヶ月も経っていた。


「毒入り練り歯磨き」

ジエチレングリコールが混入した中国製練り歯磨きはパナマ、ドミニカ、オーストラリアで相次ぎ見つかっており、FDAは5月下旬に全積荷の検査に着手。積荷の一部や、マイアミとプエルトリコの店舗に売られていた製品から検出された。

厚労省は、JTBの子会社など2社が輸入した中国製の業務用練り歯磨き3製品から、ジエチレングリコールが検出されたと発表した。1回の使用量が少ない事もあって健康被害の報告はないが、厚労省は使用の中止を呼びかけ、両社は製品の自主回収を始めた。


「毒入りペットフード」

江蘇省や山東省の工場がタンパク質量含有量を見かけ上増やしてみせる有機窒素化合物メラミンをこっそり添加して製造した小麦グルテンが輸入され、米国ではそれを原料にしたペットフードがペットの中毒死事件を引き起こした。

これも当初、中国は関与を否定していたが、中国の2企業がメラミンを添加した小麦グルテン粉などを米国に輸出していた事を認め、今後調査に協力する方針を表明した。


「抗菌剤入りウナギ」

FDAは、養殖魚への投与が禁止されている金魚の白点病治療薬で有名な「マラカイトグリーン」などの抗菌剤4種類が使用されている事が判明したため、ウナギなど中国産養殖魚の輸入を規制すると発表した。。このうちマラカイトグリーンなど2種類は中国でも禁止されている薬物だった。この他にも、ナマズ、エビ、ウグイに似たコイ科の淡水魚デイスなど水産物5種類についても禁輸とした。

日本向け食品にはウナギの蒲焼のほか、煮ホタテの串焼き、カニの冷凍食品、水煮キノコ、乾燥ナシなどがある。蒲焼からは発癌性が指摘されるマラカイトグリーン、水煮キノコと乾燥ナシからは二酸化硫黄の残留物が、イカの串焼きからは大腸菌が検出されたとしている。


「抗生物質入り牛乳」

抗生物質を投与後に絞った牛乳には、抗生物質が当然残留するが、そのまま売られる事も日常的だという。雑菌処理のために牛乳タンクに抗生物質を投入するケースもあるという。安全な牛乳と抗生物質が残留している「有抗乳」との値段の差は実に6~7倍。中小の牛乳メーカーでは「有抗乳」が横行しているのが現実だ。


「廃油製インスタントラーメン」

中国では、食品工場などの油を含んだ下水を再加工して作った「下水溝油」を利用した偽即席ラーメンが本物そっくりのパッケージで格安で市場に出回る。時々農村で食中毒事件が起きているという。モンゴルで中国製即席ラーメンを食べた学生2人が中毒死したと、5月半ばに報じられた。


「カビ付き白米」

発癌性のあるカビが生えた古米は流通を禁止されているが、出稼ぎ農民向けの工場や建設現場の食堂に安く卸され、「民工米」と呼ばれている。その一方で、今年から日本産米の輸入が解禁され、富裕層をターゲットにしたコシヒカリなど超高級米が7月初めにも高級スーパーに並ぶ事になる。


「腐乱ちまき」

中国安徽省にある食品会社が2005年に生産した古いちまきを、包装を新しくしただけで販売していた事が分かった。消費者からの連絡で政府の地元担当部署が調査して発覚した。2トン余りのちまきを見つけたほか、流通していた1.4トンを回収した。ちまきは悪臭がしてのり状になっていたという。


「高濃度農薬入りキクラゲ」

横浜市教育委員会は、市立小学校など356校の給食の食材に使用する予定だった中国産キクラゲから、基準値の約2倍の殺虫用農薬であるフェンプロパトリンが検出されたと発表した。市教委は、安全性が確認できるまで当面、キクラゲの使用を中止する事を決めた。高濃度残留農薬は、冷凍ホウレンソウを中心に中国産の冷凍野菜に確認される報告が相次いでいた。

さらに日本向けのニンジンからトリアジメノール、冷凍ネギからテブフェノジド、混合野菜からはクロルピリホスなどの残留農薬が検出されたほか、乾燥シイタケからも基準を超える二酸化硫黄が検出された。


「サルモネラ菌入りスナック菓子」

米国のスナック菓子がサルモネラ菌に汚染され、中国製の原材料が原因である可能性が高い事が分かった。菌に汚染されたのは、ロバーツ・アメリカン・グルメ社が販売する「べジー・ブーティ」などのスナック菓子で、すでに自主回収に乗り出した。感染者は17州で54人に上る。大半が3歳以下の幼児という。


中国当局は「食品と医薬品は特別な製品。経済利益のみを追求する事があってはならない」と警告している。

とは言え、これまでにも中国では「赤色インキ注入スイカ」「工業用の漂白剤と染料を使用した醤油」「乾燥した唐辛子やキノコに硫黄を添加」「茶葉の色を染めるために工業用材料使用」などの食品偽造が発覚しているのだから、当局のコメントは空しいばかりである。

民度の低い国民には、モラルやコンプライアンスという概念がほとんどない。ましてや、それを育てる文化的土壌よりも先に経済先行の拝金主義が蔓延っているのだから始末が悪い。このままじゃ来年の北京オリンピックに間に合うとは到底思えず、世界に恥さらしは時間の問題だろう。

中国が、食料品自給率の極めて低い我が国の台所だった良き時代の過去は過去として、今後は文字通り「市場経済」の法則に則り、悪貨が良貨を駆逐する前に、厳しい消費者の目を持って選択する事が必須だろう。

お金で買うべき安全はあるのだ。

許容範囲の支出で代替できるのなら、少なくとも私は中国産食料品を買わない。



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COMMENT

中国人(と、一緒くたにいいかどうかは別にして)は、さまざまな人種の坩堝であり、4千年の歴史というのは真っ赤なウソであります。であるなら、同一民族の歴史としてはまだまだ未開なのでしょう。
彼らの民度や意識は知ったこっちゃ無いというのが私の本音です。
でも、当面我々に影響するのが食糧問題なら、せめてその部分だけでも緊張感を持つ必要はあるな。

>それを変えられるのは「政治」ではなく「教育」でしかないでしょう。

御意!

ただ、、、
思いっきりの偏見だが、教育以前に、国民性なのか歴史なのか何なのか、美意識のありようには違和感がある。
変に尊大で卑屈で狡くって。。
食品関係の話を、一事が万事で括っちゃうのはアレだケド ^^;

旦那がよく出張で中国に行くんだが、帰ってくると「ほっ」とするよ ^o^

中国が「発展途上国」と言われているのは、経済や技術的な分野だと思ってましたが、そうではなくて国民そのものが「発展途上」もしくは「未開発」だったんでしょうかねぇ。

それを変えられるのは「政治」ではなく「教育」でしかないでしょう。

スーパーでも、「中国産」てのは減ってきましたね。
喜ばしい限りです。
でも、その手の表示だって完全に信じられるかどうか疑問だよね~、、な事件もあるし orz


アタシが行ったのはもう20年も前だけれど、イヤな国(イヤな人々)だなぁ、と思ったな。。なんちうかこう、、、卑しい・恥ずかしい ^_^;
日本人の感性って、いいなぁ、と、しみじみと思った。

当時は、中国は日本の20年前、韓国は10年前、なんて言ったものだけれど、現在またいろんな話を聞いて、変わってないじゃん!と思う。
ま、最近特に熱湯浴気味なアタシではあるが ^^;

オリンピックなんてできるのかな、あそこで 。。。

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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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