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しばやんへ

「そんなに死にたきゃ、生きてから死ね!」と昨日書いた。

書いた後にBBS巡回をしたら、我らがPOOBメンバーしばやんさんの訃報に触れた。なんという悲しい偶然だろう。

彼は名古屋在住の45歳。HPを持ち、プジョー206オーナーという縁でPOOB名古屋メンバーとなった。当初から、彼は癌と戦っていた。多発性だったため、身体のあちこちに治療が必要で、入退院を繰り返すという日々だった。だが彼はその都度病気との戦いに勝ち続けてきた。原発巣のオペ、骨・関節転移のオペ、化学療法、放射線療法、歩行訓練、リハビリを続けつつ、オフ会に何度も206を運転して参加してきた。

そんな彼を我々は敬意を込めて「ターミネーター」と呼んだ。

今月初めのPOOB信州温泉オフも、彼は車椅子訓練中でありながら最後まで参加の意志を持っていた。結局参加は叶わなかったが、すでに彼は次回参加への強い意志をBBSに書き込んでいた。それが彼からの最後のメッセージとなってしまった。

彼と最後に会ったのは去年だったか。私が名古屋へ行った時、入院中だったにもかかわらず、なんと病院を抜け出し206を運転して現れたのだ。一同びっくり。そして彼お気に入りのカフェでプチオフと相成った。昼下がりの楽しいひとときだった。

彼には奥さんと耳だれスコティッシュの愛猫がいる。そんな家族を残したまま逝くのはさぞや辛かった事だろう。いや、きっと彼はそんな事は思いもしていなかったに違いない。元気になる事しかイメージしていなかったろうし、そうなるためにつらい治療もリハビリも乗り越えてきたのだ。全身生きる意欲のかたまりだったに違いない。

ふいに「涙そうそう」の詞がよぎった。きっと今ごろ、彼は彼の場所から我々に得意の笑顔で微笑みかけているんだろうな。

世にはこんなに一生懸命戦いながら生を勝ち取ってきた人がいる。それでもたった一度の敗北が、死を意味してしまった。

生きている事のすばらしさ、ありがたさをわかろうともせず、あるいは思考を停止し安易に死に走る者達よ。お前達の命と彼の命は同じ命なのか? 同じ価値がある命なのか? そうだとしたら、その答えを示せるのはもうお前達しかいないんだぞ。 


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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコースティックギターやウクレレを弾いて70年代フォークを弾き語ったりするのが大好きです。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2などの弦楽器に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きはコンパクト欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経て2010年から「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

某企業でプロフェッショナルな社内研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、2nd Stageは頼れる薬局のOYAJIを目指したいとDgSで張り切ってます。

2013年から膀胱がんサバイバーを継続してます。無病息災よりも一病息災くらいがちょうど良いのかもしれません。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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