地獄のトレーニングふたたび
残念な事に、同期のメンバーも一番エネルギッシュだった講師のKevinも欠席だったが、2年前~6年前の受講者のうち50代から20代くらいの男女約20名が集まった。それでもオリエンテーション以降は日本語一切禁止ルールは同じで、さらにメイン講師だったJonathanも健在で、私の自己紹介の時「ここにいるChaieは、合宿始まって以来の大きな声でトレーニングをこなした人です!」と紹介してくれた。確かに大声だけがとりえだったのだが、何より彼が覚えていてくれた事が嬉しかった。
今回のレッスンは、その大声で講師とやり合うQuestion Trainingもあった。1分間に超早口の講師の短い問いに、間髪入れず正確な答えを相手の目を見て大声で返すという名物レッスンである。私の現状から惨憺たる結果になるかと思いきや、意外と聞き取れ回答もスムースにできた。ただしシンプルな質問だった事と右手にはタオルならぬ丸めたノートを握りしめて気合を入れた事が大きかったが。
このトレーニングは、普段結構しゃべれる人も意外につまづく程のスピードで、この繰り返しによりヒアリング能力はもとより何より外国人相手の度胸が身につくのである。英会話習得に必要な要素は「声の大きさ」「反応の速さ」それに「自信」だそうだが、この独特のトレーニングはそのいずれもが身についてゆく。正直キツいけど、これがあるからこそ研修合宿は輝くのである。
さらに新しいプログラムである「問題解決ロールプレイ」と「ディベート」を体験した。特にディベートは過去に日本語でのディベート研修を受けていたのでコツは解っていたものの、こと英語となるとそうは問屋が卸さず、かなりのボキャブラリ不足を痛感した。結局、簡単なセンテンスを大声でエモーショナルにしゃべっただけに終わってしまった。ああくやしい。
研修後のミニパーティーは緊張も和らぎ楽しいひと時であった。ただ頭はヒートアップしたままなので腹は減らず、会話しながらひたすらビールばかり飲んでいたけど。
久しぶりにあの合宿の思い出と興奮を味わえ、有意義な半日だったと思う。2年前は7泊8日もよく続いたなとも思ったが、機会があればまた受講してみたい気がするのは、少しずつでも自分のスキルが進歩している姿を垣間見られたからかもしれない。
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