博多の昼

出張の夜は山あり谷ありの一夜となる事が多いが、半面、昼はおとなしいものである。夜の部の副作用として、寝不足に加え消化器系の疲弊が現れるので、あっさり軽目の食事を摂る事になるからである。それでも味にはこだわりたい。

それは、ここ福岡でも例外ではない。サッパリ物の代表格、蕎麦は以前書いた「いまとみ」と決めているが、今回はうどん、しかも讃岐うどんにこだわってみた。

福岡の讃岐うどん店で有名なのが「讃岐うどん大使 福岡麺通団」である。去年の出張の時に初めて行ったが、実は期待したほどには印象に残らなかった。讃岐うどん専門店のわりには、本場と比べて「ナンチャッテ讃岐うどん」に近い印象なのである。やや高目の値段設定、固めでコシが抜群のはずのうどん自体すら高松で食べたものと若干感触が違っていたからである。

「どこかに隠れた名店がないものか」そんな思いを抱えてホテルからタクシーに乗って会場のホテルに向かう途中、その近くの横丁に一軒のうどん店が目に入ってきた。看板には「博多さぬきうどん」と「うまい うまい」の文字が。福岡には博多うどんという物もあるのに、なぜ敢えて「博多」と「さぬき」を合体させたのかはあずかり知らぬものの、とにかく昼食休憩の時間に行ってみた。

メニューを見ると、かけうどんが320円なのに、自家製のえび天やごぼう天入りなどが350円という嬉しい価格設定。サイドオーダーした稲荷寿司も小振りながら3個で130円だ。両方併せて文字通り「ワンコインランチ」だった。讃岐うどんといい、宇都宮餃子といい、味に加えてリーズナブルな価格こそが地元の主食と言わしめる所以だろう。

やがて運ばれてきたえび天うどんは、手打ちうどん独特のコシも十分、うどんツユのダシも良好とまさに「お値打ち」である。その証拠に、一緒に行った四国出身の同僚も、こりゃリッパに合格点だと太鼓判を押していたほどである。

改めて店をネット検索すると、出てきたのは同じ場所にありながらも店名が異なる店だった。もっとも、正式な店名が看板に書かれていたわけではなかったので、それがその店なのかは確信が持てないが、地図に載っている場所は間違いないと思う。

改めて紹介しよう。「さぬきうどん渡辺通店」である。

そういうわけで、博多の昼の残る楽しみは、おいしいカレー店の発掘だけとなった。蕎麦屋とうどん屋とカレー屋があれば、最低3日は昼飯に困らないからだ。


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Chaie<チャイ>

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最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

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