ふつふつと物欲が
そんなわけで、当面これといった物欲は鳴りを潜めていたのだが、ここへきて気になるブツが! それはヤマハの光る電子ギター「EZ-AG」である。
学生時代に買ったウエスタン・ギター「YAMAHA L6」がオシャカとなって以来、我が家にはスピーカー内蔵の「ZO-3」とFenderのミニアコギターがある。どちらもギター演奏だけなら十分なのだが、EZ-AGはなんと伴奏機能があり、ベース、バンジョー、三味線などの音色も出せる。おまけに弦を押さえなくても演奏可能なのだ。もちろんPC経由で内蔵曲以外の楽曲データも取り込め、これ1台でバンド演奏が実現する。
これさえあれば、どんな宴会だろうが、ミニライブだろうが、カラオケだろうが遜色ない。難しいコードの曲でも左手が開放される。典型的なコード進行もインプットされているので作曲だって楽々である。テクノロジーの進歩は偉大だ。しかもお値段2万円台!
フォーク世代ご同輩のOYAJIどの、こりゃいい買い物だと思わないかい?
私の青春時代は、アリスとグレープとかぐや姫。それに拓郎、その他少々といったものが中心だった。陽水やオフコースなどは当時の私の感性からはちょっと外れていた。初期の永ちゃんはOKだった。
洋楽ではビートルズとサイモン&ガーファンクルは定番、その後プログレッシブロックと言われたキングクリムゾンやイエス、EL&Pなどにも少しばかり傾倒した。ここでもローリングストーンズやディープパープル、ツェッペリンは私の中では傍流だった。
とは言え、あの頃の日々の生活に根ざしていた音楽は、やはりフォークソングだ。多感な年代、喜怒哀楽のままに弾き語った忘れ得ぬ名曲たちが、今もその時の思い出と共に蘇ってくる。ひとつひとつのイベント毎に私なりのテーマ曲があるくらいだ。もっとも私の年代は、好きになったグループが次々に解散してしまう「喪失の時代」とも言える一時代だったが。
そんなフォークギター世代のOYAJIが久々に欲しくなったのがEZ-AGなのである。弦の張替えの必要が無くなるだとか旅先にも持っていけるだとか息子にギターを教えるためだとか、いろいろとアピールをしているんだが、財務省はまだ首を縦には振ってくれない。
こうなったら財務大臣殿の誕生日や結婚記念日にカコつけて、何とか我が春闘に勝利をもたらせたい。
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