してやったり‼️
この店舗は、それまでの店舗で派遣されていた納品代行業者はない。従って毎日納品ではなく週3回の隔日納品で、カゴ車に載せられたオリコンや段ボールの商品を分野別に仕分けし陳列する納品作業は店舗スタッフが全て行う事になる。
これは私が初めて勤務した店舗と同じで、売上がそれほど多くない店舗が該当する。それゆえ遠く過ぎ去った初勤務店が思い出されるが、今となっては甚だ面倒くさい作業である。
その初納品。医薬品エリアには何とオリコン20箱というとんでもない量が置かれていた‼️ さらに段ボールが10数箱‼️
中規模売上げ店とはいえ、隔日納品とはいえ、いくら何でも多過ぎる箱数である。まるで季節毎の棚替えのための送り込みを彷彿とさせるこの量を棚に収めるのに、その日は終業1時間前の17時までかかった。朝から延べ6時間の作業となってしまったのだ。ほとんど通常業務は出来なかった。
そういえば先日、常勤薬剤師のK先生に納品作業について訊いた時、K先生も納品完了まで夕刻になるのもしばしばだと言ってたっけ。
何じゃそりゃ❓
たかだか納品にそんな時間がかかるのは何かがおかしいんじゃないかとその時密かに感じていた。
そう、なぜこんな量の納品になるのか❓
医薬品エリアをよくよく観察したら、全体的に陳列在庫数が他店よりも少ないのが見て取れた。比較的動く商品ですら数個しか陳列されていないのだから、1〜2個動くたびに自動発注が発動し、その集積がオリコンや段ボールの個数増に繋がっている事が分かった。
・・・・・・・
ならば答えは、陳列在庫数の底上げをすれば良い。ついでに担当させられている自動発注任せのエナジーゼリーなどの食品類はさておき、少なくとも医薬品ならば手発注でそれが出来る。
先立ってさりげなく店長にもその件を申し出たけれど、なぜか「在庫はあまり持ちたくない」という頓珍漢な回答だったので、K先生と打ち合わせて手発注を試みた。
そして私の勤務日である水曜日の手発注だけで医薬品エリア別に徐々に陳列在庫を厚くしていった結果、水曜日の納品は週を追う毎に量が減り、オリコン20箱から17箱、15箱へ、そして先月最終水曜日には13箱まで減少したのだった。段ボールは20箱以内だった。
ちなみに本日は6箱だった。その代わり段ボールは20箱以上だったけど、段ボールは見かけより中身スカスカな事が多いので、オリコンほど手間はかからない。
自動発注任せの食品類のオリコン数は4〜6箱とほぼ変わらないので、減少分は確実に医薬品の在庫を厚くした結果である。何より納品作業が14時までに完了するまでになったのは大きい。
自動発注逃れの戦術、見事に奏功‼️
最終的には常時10箱未満を目指したいが、あまり目立つと今度は本部から手発注が多過ぎる、もっと自動発注をメインにしろと文句を言われかねない。
だが、そんなのは会社側の理屈であってお客さん側に立った見方ではない。お客さんにとっては求めた商品の欠品こそが大問題で、欠品率が即お店の信用に直結する。陳列在庫数が厚くなれば必然的に欠品も減少するのは明白である。
私自身はもはや常勤薬剤師でもなければ店舗管理者でもない単なるパート薬剤師である。これ以上積極的に動く事は控えるつもりだが、この店にはもう一つの問題点があった。
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それは会社で規定されている医薬品の期限チェックである。医薬品のパッケージに記載されている使用期限から9ヶ月を切ったものは売り場から撤去し、返品可能品は返品しなければならないと規定されている。
K先生によれば、これがある日、店長から3ヶ月を切ってから売り場から撤去し、その後は期限切れまで3割引や半額のシールを貼ってさらに売れという指示が出たと言う。
食品じゃあるまいし、仮にも生命関連物質である医薬品を値引シールを貼って期限ギリギリまで売れというのはコンプライアンスにもとるというもの。薬剤師として看過する事はできない。
ま、それについては近日中に決着をつけようと思っている。
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