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春の訪れ?

前回の地獄の針刺痛から2年ぶりに昨年12月あたりから発症した股間の針刺痛。初めに少し違和感を憶えたのは9月だったから、そこから数えればかれこれ半年間の闘いとなった。

前回の膀胱内視鏡検査で、膀胱内は全く異常なしだったので、ずっと膀胱炎と思っていたこの痛みは膀胱炎ではなく前立腺炎の痛みと判明した。道理で治療薬も無く鎮痛薬も効かないワケである。救いは痛みの程度が前回より軽かった位か。

この痛みは気圧や気温によっても変化するのだが、それなら神経痛みたいなものかと思えばそうでもない。現に強めの針刺痛後の排尿ではうっすら血尿を観察する事もあるから、そこに炎症や出血があるはずで、神経だけの問題だけではなさそうだ。

いずれにせよ、今回は立っても座っても歩いても耐えられない痛みでは無かったため、仕事を休まざるを得ないという事態は回避された。ただし、職場で最初の排尿後に痛みが現れるのは同じだった。その刺激による頻尿を含めても、今回は何とか終日耐えられる程度だった。それでも公休日には一日中横になって過ごす事が多かった。

さほど効果は期待出来ないと知りつつもついつい期待を込めてベシケア&ユリーフ(頻尿&排尿痛の寛解)やボルタレン座薬、ロキソニン、トラムセットなどの鎮痛薬を手放せなかった。また、寒い時期には股間に低温カイロを貼ったりして涙ぐましい努力もして来たが、ひたすら痛みに耐える日々には変わりなかった。

泌尿器科の主治医T先生はそんな痛みの訴えにも(前立腺炎に効果のある治療薬はない事を知っているためか)相変わらずロクに共感してもらえず、せいぜい私の要望通りに処方箋を書いてくれるだけ。

ただ、定期受診している別の病院の主治医S先生は前立腺炎の痛みをご存知のようで、自身も尿路結石や膵臓炎の地獄の痛みを経験されたと。私の前立腺炎のキツい針刺痛にも共感してくれた。患者としては治療効果云々よりも主治医の共感が嬉しい時があるんだよね。

・・・・・・・

それが昨日からほぼ無痛になった。

とはいえ違和感から6ヶ月、針刺痛発症から4ヶ月も苛まれて来た身では、ここですぐに安堵する訳にもいかない。「待て待て、油断は禁物だぞ。この後にまたぶり返すかもしれないし」と一瞬一瞬をビクビクしながら過ごしたのだった。

それが今日に至っても継続している(排尿時痛はあるものの、特に排尿後に現れる針刺痛が失せた)のが最高の手応えだった。取り敢えず少しは安堵しても良さそうだ。

このどうにもならない痛みが暖かい春になると寛解するのも前回と同じなので、私にとって春の訪れはこれが一番嬉しい。




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコースティックギターやウクレレを弾いて70年代フォークを弾き語ったりするのが大好きです。遂に40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2などの弦楽器に囲まれる生活となって幸せです(^^)

もうひとつの大好きはコンパクト欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経て2010年から「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

そしてさらに10年経って取り巻く環境も変化し、4枚ドアとペーパー息子のために安全装置付きのクルマの必要性が。偶然出会った「MAZDA3 FB 20S Burg-S PMG with SIG-S」を2020年から愛車に迎えました。

現役時代は某企業でプロフェッショナルな社内研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、2nd Stageは頼れる薬局のOYAJIを目指したいとDgSで張り切ってます。

2013年から膀胱がんサバイバーを継続してます。無病息災よりも一病息災くらいがちょうど良いのかもしれません。

とか言ってたら、2020年に肝がん発生。予防接種からのHBV感染〜暴飲暴食からの脂肪肝〜部分的な肝硬変と来ていたので特に驚きませんでした。最期は肝臓だなと覚悟も決めてたし(^^;)

幸いこれも早期で表層だったため、切除手術を経て無事に終わりました。これで「ダブルがんサバイバー」の誕生です(^^)

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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