春の訪れ?
前回の膀胱内視鏡検査で、膀胱内は全く異常なしだったので、ずっと膀胱炎と思っていたこの痛みは膀胱炎ではなく前立腺炎の痛みと判明した。道理で治療薬も無く鎮痛薬も効かないワケである。救いは痛みの程度が前回より軽かった位か。
この痛みは気圧や気温によっても変化するのだが、それなら神経痛みたいなものかと思えばそうでもない。現に強めの針刺痛後の排尿ではうっすら血尿を観察する事もあるから、そこに炎症や出血があるはずで、神経だけの問題だけではなさそうだ。
いずれにせよ、今回は立っても座っても歩いても耐えられない痛みでは無かったため、仕事を休まざるを得ないという事態は回避された。ただし、職場で最初の排尿後に痛みが現れるのは同じだった。その刺激による頻尿を含めても、今回は何とか終日耐えられる程度だった。それでも公休日には一日中横になって過ごす事が多かった。
さほど効果は期待出来ないと知りつつもついつい期待を込めてベシケア&ユリーフ(頻尿&排尿痛の寛解)やボルタレン座薬、ロキソニン、トラムセットなどの鎮痛薬を手放せなかった。また、寒い時期には股間に低温カイロを貼ったりして涙ぐましい努力もして来たが、ひたすら痛みに耐える日々には変わりなかった。
泌尿器科の主治医T先生はそんな痛みの訴えにも(前立腺炎に効果のある治療薬はない事を知っているためか)相変わらずロクに共感してもらえず、せいぜい私の要望通りに処方箋を書いてくれるだけ。
ただ、定期受診している別の病院の主治医S先生は前立腺炎の痛みをご存知のようで、自身も尿路結石や膵臓炎の地獄の痛みを経験されたと。私の前立腺炎のキツい針刺痛にも共感してくれた。患者としては治療効果云々よりも主治医の共感が嬉しい時があるんだよね。
・・・・・・・
それが昨日からほぼ無痛になった。
とはいえ違和感から6ヶ月、針刺痛発症から4ヶ月も苛まれて来た身では、ここですぐに安堵する訳にもいかない。「待て待て、油断は禁物だぞ。この後にまたぶり返すかもしれないし」と一瞬一瞬をビクビクしながら過ごしたのだった。
それが今日に至っても継続している(排尿時痛はあるものの、特に排尿後に現れる針刺痛が失せた)のが最高の手応えだった。取り敢えず少しは安堵しても良さそうだ。
このどうにもならない痛みが暖かい春になると寛解するのも前回と同じなので、私にとって春の訪れはこれが一番嬉しい。
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