おとなしかった膀胱が
だが、世界的にはワクチン接種率の高い国であれ感染者数の増加が見られていて、さらにオミクロン型なる新たな変異株が確認されている。日本は本日より新規外国人の入国を禁止する、いわゆる鎖国政策を実施した。政府には今度は後手を踏まぬよう頑張っていただきたい。
こんな状況下でなぜ日本がここまでの感染者減少が見られているかの理由はハッキリしないが、結果としては市民レベルにおいてもそれまでの行動規制が緩和されるという喜ばしいこの頃である。
思えば新型コロナ騒動があろうが無かろうが全く変わらない終日勤務を続けているドラッグストアを含む小売業。それはかれこれ2年にも及んでいたが、ついに私もここらで温泉ドライブ旅行をしてもバチは当たらんだろうと先週に東伊豆稲取まで行って来た。3月に受けた開腹オペの傷痕がまだ消えていないので今回も半露天風呂付き客室にした。また、超久しぶりなので予算もこれまでの最高額だったけど良しとした。
そのせいか風呂も食事も申し分なく、非常に満足度の高い旅行となった。帰宅途中に横浜戸塚に寄って息子夫婦と孫2人と会食した。最後に会ったのが下の孫がお宮参りの時以来だから、彼の成長した様子を見て改めて1年余りの時の流れを感じた次第。
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それに先立つ9月の終わり頃、安定していた膀胱に違和感を覚えた。症状は頻尿と排尿痛を主とした典型的な膀胱炎症状である。
10月の定期受診の際に抗菌薬を貰って服薬したものの、11月の受診日になっても症状はあまり変わらなかったので再度服薬した。一つの症状が回復するまで人5倍の時間を要する私なので、まあ時間は掛かってもそのうち寛解して来るだろうと思っていた。
ところがその後も症状は変わらず、ついに温泉ドライブ旅行から帰った次の日あたりから排尿後の痛みまで感じるようになった。思い出したくもないBCG膀注療法と膀胱炎が重なった、あの地獄の膀胱痛の日々にも似た展開を呈して来たのである。違いはその痛みの程度が半分以下の強さで留まっている事。これは今回はBCGが無いために軽いのかも知れないが、とにかくあの時と比べるまでも無く遥かにマシではある。
尿が溜まって来ると痛みも出始めるため、仕事中も睡眠中もたびたびトイレを往復せざるを得ないが、排尿後は膀胱の収縮に伴う痛みが10数秒おきに断続的に出現するから、排尿してもしなくてもどっちにしても煩わしい。
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来たる12月の定期受診日にはCTと共にこちらから志願して膀胱内視鏡検査を受ける予定である。ここで再発なのか単なる膀胱炎なのかが分かると思われる。
どちらの結果になろうとも、すでに私は覚悟を決めている。膀胱がんの一般的な再発頻度からすれば再発の可能性もあるし、今日までの症状の推移と未だに肉眼的血尿が見られない事からすれば膀胱炎止まりなのかもしれない。
肝臓がんの方の予後がすこぶる順調なだけにもどかしい限りだが、これもまた自分に課せられた宿命だと言い聞かせて膀胱痛と付き合っている日々なのである。
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