開店時間は早まったが
勤務している店舗が今月15日から開店時間が1時間早くなり、9時開店とされたのである。一方、閉店時間はこれまで通りに23時だから、営業時間が実質1時間増えたというワケだ。
本部は営業時間を増やす事により売上げが増加すれば良し、変わらなければ元に戻すと言っているから、ウチの店舗だけではなく10時開店の店舗は該当しているだろう。ちなみに私がこのDgSに入社して勤務した3店舗は皆10時開店の店舗だったから、恐らくそこも9時開店となっていると思われる。
だが、この変更はそう簡単ではない。まずは早番の勤務スタッフが1時間早く出勤出来るかどうか。次に医薬品販売に必要な薬剤師または有資格の医薬品登録販売者が9時から在店出来るシフトが組めるのか。
そして私のような勤務時間固定(昼休憩含めて9時間勤務)の薬剤師が1時間早く出勤すれば、当然退店時間も1時間早くなる。10時出勤なら19時まで。それなら勤め帰りのお客さんで賑わう時間帯(17時過ぎ〜20時手前まで)はほぼカバー出来ていたが、9時出勤だと18時上がりとなるためそれ以降は薬剤師不在となり、ニーズの高いロキソニンやガスター10などの1類医薬品が購入出来なくなってしまうのだ。
開店時間を早めた数日間、9時から1時間の来客数の増加は微々たるもの(実際に数人程度)だった。売上も数千円程度だから人件費や光熱費の方が遥かに高い逆ザヤになっている。さらに夕方のピーク時間帯の1類医薬品などの売上げも落ちるから、決してメリットのある措置とは思えない。結局、安易な営業施策に終わってしまい、早晩元の営業時間に戻るかもしれない。
出勤時間が1時間早まっても昼食休憩は同じ14時〜15時なので、7時半に朝食を食べてから昼食にありつけるのは実に6時間半後となるから朝食はガッツリ食べて行かないと腹が減って仕方なくなる。これも9時開店の弊害だろう。
人が足りないのはいつもの事だし、バカ1号社員を筆頭に2号3号4号も相変わらずだし、パート薬剤師の先生はいい歳して9時出勤ならやめるとか言い出すし、結局店長と仕事の出来るベテラン女性パート陣がいて始めてこの店が回っているのは哀しい現実なのだった。
これは多分ウチの店舗だけの事ではないだろうし、この業界に限った事でもないだろう。発注・納品、ストックダウン、棚替えも満足に出来ない頭の足りない社員達よりは安心して仕事を任せられるベテランスタッフこそ真の大黒柱なのである。
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