まさかまさか
それは文字通り突然の知らせだった。
かねてより新型コロナ感染で入院中だったパート薬剤師のT先生が亡くなったという知らせだったのである‼️
・・・・・・・
話によれば、T先生のみならずご主人も感染者として一緒の病室で治療を受けていたそうだ。だから彼女の容体の変化も間近で見ていたという。
T先生は50代半ば、ご主人はもうすぐ定年を迎えるとかで、定年後は夫婦でゆっくり旅行三昧するつもりだと、以前にT先生から聞いていた。
それが突然奪われてしまったご主人の気持ち、子供たちの気持ちを思うとかける言葉も見つからない。
もう少しすれば65歳未満のワクチン接種も実施されたはずなのに、よりによって最悪のタイミングでの感染だったと言わざるを得ない。残念至極だ。
まだ日本国内では国民の99%以上が感染していない状況にも関わらず、こんな身近な人が最悪の転帰を辿るとは。彼女の事だからすぐに元気になって職場復帰するだろうと信じ疑わなかったのに。
・・・・・・・
思い出されるのはお店であれやこれや話をしながら仕事をした日々。私などよりも遥かに偏差値の高い大学を出て、大手製薬会社の研究開発などの職歴を持っている事に驚かされ、現在のDgSのパート薬剤師という仕事も愛妻家のご主人からしたら極力させたくなかったとも聞く。
お店に電話をして来たのは当のご主人だそうだが、その声は実に弱々しく気力も感じられなかったという。事務的な事なども含めて娘さんから改めて電話が来たくらいである。若くして母親を亡くされた子供達の気持ちも察して余りある。
私の身内や知り合いで新型コロナ感染症を罹患した人は彼女が初めてで、よりにもよってそれが最悪の結果となってしまったのは一体どういう巡り合わせだというのか。
ただただご冥福をお祈りするだけしかない。
- 関連記事
-
- 開店時間は早まったが (2021/09/17)
- 棚卸しから開会式 (2021/07/24)
- まさかまさか (2021/06/29)
- 登販モドキ (2021/06/25)
- 復帰リハビリ (2021/04/06)