緊急事態だけど
そして先月25日、三度目の緊急事態宣言が大阪、京都、兵庫と東京都に発出された。だが去年の発出時とは異なり、このGWは東京脱出とばかりに高速道路は大渋滞という有様だ。近場の観光地も人手でびっしり、巣ごもり食材の買い出しのためか郊外のショッピングモールも大混雑で、どうやら人々は緊急事態宣言に対してワクチンよりも早く免疫を獲得してしまったみたいである。
そのワクチン接種も少ないワクチンを高齢者優先に接種が開始されているものの、肝心の接種者である医療従事者への接種も遅々として進んでいないという本末転倒。国は来月末までには高齢者への十分量を入手出来ると言っているが、それらが速やかに接種対象者へ接種出来る体制構築には疑問が残る。
そんな中で、未だに東京オリンピックを開催するか否かの本質的な議論は先送りされ、国も東京都も開催ありきの姿勢は変わっていない。確かに開催側から中止を申し入れた場合、IOCに対して多額の補償金を支払わなくてはならないから安易に口に出せないのは理解できるが、何はともあれ開催ありきでコロナ対策が左右される事態はどうなのか。
・・・・・・・
我が家では、私もカミさんも年中無休で回している仕事に就いていて、下の息子はIT関係の仕事でとっくにテレワーク。
そんな中でもまだ家族、親族、友人、知人、同僚などにコロナ感染者が出たと聞いた事はない。これは昨年から感じていたが、新型コロナ感染症が季節性の風邪やインフルエンザとは桁の違う感染者数である故なのだろう。
私もカミさんも仕事とはいえ、これほど連日不特定多数の中を移動したり接客したりしていても感染を起こしていない(少なくとも私は入院前PCR検査で陰性だった)。だから逆に感染リスクのイメージが掴めないから、コロナ以前に比べてマスク着用以外は特に変化はなく、日常生活の上で余計なストレスは感じない。
まあ今後はワクチン接種が我々世代に順番が回って来るまでこの状態をキープしていければ良いのだろう。あるいはインフルエンザのように、大多数がワクチン接種が当たり前になったり治療薬が登場したりすれば、新型コロナ感染症はそれらの感染症と同様に人間社会に溶け込んで共存の道を辿るのかもしれない。現在までの知見を見る限り、少なくともこのウイルスによって人類が生存の危機に瀕するとは思えないから。
- 関連記事
-
- 助さん格さん、もういいでしょう! (2022/01/18)
- withコロナの提案 (2021/07/09)
- 緊急事態だけど (2021/05/04)
- 過払金請求 (2021/02/03)
- 新型コロナって風邪レベル? (2020/08/04)