治療プロセスが見えて来た
まずは初診時と同じ消化器内科。MRIに写った腫瘍を測定したらおよそ2.5cmだったと‼️
あれ❓ 10月のドックの時は1.5cmだったはず。こんな短期間に成長したのか❓ 「超音波画像は境界が不鮮明なので誤差が大きい」と担当医師。
「発生部位が肝表面なので、ナノナイフなどの穿刺療法では出血リスクが大きいから切除手術になります」とは次に受診した消化器外科の教授先生。おそらくラパロ(腹腔鏡)手術となるでしょうと。
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その次は准教授先生の外来に回ったはずが、なぜか私の番号が表示から外れた。いよいよ大学病院の長待ちが始まったかと待ってても再表示されない。田舎の食堂じゃあるまいし、まさか忘れてるなんて事はあるまいと更に待つこと2時間。我慢できずにカミさんが受付に申し出ると慌てて別の先生の診察室へ。おいおい、やっぱ忘れられた存在になってたのか❓
結果的にその先生がオペまでの担当医となった。肝硬変の影響もあるので肝予備能の検査の予約をして、今日はそのまま心電図と胸部X線を撮って終了。
手術入院の必要日数を訊いたら、2週間程度だと。その後の自宅療養を含めたら1ヶ月程度の休職を余儀なくされそうだ。手術は来年1月あたりが予想されるが、またまたお客さんやスタッフ達に迷惑を掛ける事になるのは忍びない。
まあ、腫瘍マーカーも高値を示していたので悪性は明白だったため、短期とはいえ入院しなければならないと心配した肝生検をスキップ出来たのにはホッとしたけど。
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それにしても膀胱がんといい、製薬会社勤務時代に研修などで散々喋って来た事が次々に我が身に降りかかって来るのはどういう巡り合わせなのだろうか。
もちろん肝臓や膀胱の疾患治療薬を扱っていたのだから当然と言えば当然だが、実際に治療プロセスを経験するとあの時喋っていた事柄に如実に実感が加わる。ああ、患者はこういう気持ちを持ってこういう侵襲に耐えながら治療に臨んでいたのかと。
今、もし同じ内容を喋らせてもらえたら、もっともっとリアルな話が出来るだろうなと苦笑しつつ、リアルに治療に挑みましょうか。
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