いよいよプロローグ
受付開始時間を目指して早めに家を出たものの、電車で一駅なのでわずか15分で到着。新装開店の施設はさすがにキレイだ。玄関フロアには新装大学病院お約束の広い吹抜けや大型エスカレーター、カフェ、コンビニも備え、まさにシティホテルのロビーのような佇まいだ。
それでも初診受付には既に20人くらい座っていた。数十年昔、営業で大学大病院を回っていた頃は、患者たちは早々と病院に来て我先にと順番を取るためにごった返していた。今はその時代に比べてよほど整然としている。
8時の受付開始後15分で呼ばれ、さらに15分後に作成されたカルテや診察券を持って診療科へ。
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消化器内科外来受付で問診票を記入して自分で血圧を測り、初診用診察室の前で待機。この時の初診患者は10人くらいか。
程なくして呼ばれて診察に入ったら、そこには「初診は教授先生が診る」という昔の風景はどこにもなく、若手の先生が一人いるだけ。看護師すらいない。
問診票に基づいて既往の概要を話し、造影MRI検査とその後の外来の予約をして採血室へ。検査受付は自動販売機で券を受け、2分後に呼ばれた採血室の中は何と12ものブースがあって次から次へと作業が進んで行く。まるでオートメーションか人間牧場かという眺め。
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そんなこんなで受付から会計終了までたったの1時間半足らず。新型コロナの影響もあるとは思うが、大学病院の受診は一日掛かりなんて話はどこへやら。ヘタな中小病院や開業医の方がよっぽど時間を要するかもしれない。これなら仕事前にも通院可能だわ。いやあ、時代の進化ってのは凄まじいね。
ともあれこれで肝がん治療ドラマのプロローグとなった。これからどんな検査をして、どんな治療が選択されるストーリーが待っているか。さまざまな期待や不安を抱えつつここに通う事になる。
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