新型コロナな日々
最近の私の公休日はカミさんの公休日と重なる事が何回かあったので、遂に今週火曜日はどうしても美味しい寿司が食べたくなって、ドライブがてら出掛ける事にした。目指すは回転寿司クオリティの遥か上を行く木更津のやまと寿司。かねてからアウトレットとセットでよく訪れているお店である。
外出自粛と県外への移動のどちらも破る事にはなってしまうが、自宅と寿司屋のドア・ツー・ドアだし、移動は車という不特定多数との接触リスクのない手段なので、ここはひとつご勘弁願う事にした。
いつもは渋滞必至の首都高山手トンネルもまるで貸切り状態で通過、湾岸もスムーズ、そしてアクアラインもノンストレスで駆け抜けられた。平時からこんななら大歓迎なんだけどね。
寿司屋ではテーブル席に座り、2人で好きなだけたらふく食べて@3000円ほど。皿数で20数皿か。いつもながら驚くべきコスパだから、昼過ぎともなれば駐車場もほぼ埋まるほどの人気なのもうなづける。
帰りに寄った海ほたるも店舗は全て休業中で人もそれほど多くは無かったが、最上階のテラスは格好の日向ぼっこのスペースだった。いつも家と職場の中にしかいないので、熱いくらいのお日様が嬉しかった。
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私のワークスケジュールは原則として3日勤務して1日公休、2日勤務して1日公休の繰り返しである。だから1週間の経つのがやたらに速い。思えばOTC薬剤師となってもう足掛け5年になる。
そんな昨日、お世話になっている本部所属の薬剤師のS先生が来店。ちょうど休憩時間の終わり頃だったのでそのまま休憩室にて最近の体調などを報告した。
S先生の本題は、年と共に少なくなる常勤薬剤師の問題とそれ故に手の回らなくなった店舗にいる若手(と言ってもせいぜい30〜40代か)薬剤師へのサポートの提案だった。
そんな人手不足の現状から、親会社から登販社員や薬剤師が出向して来てくれているこの間に、手の回らないお店と薬剤師業務を手伝って持ち直させたいという狙いだ。それにはまだ動ける60代前半あたりまでの薬剤師がそのお店に2〜3ヶ月程度入って、そこの店長の協力を得ながら薬剤師と一緒に医薬品の状態全般を立て直す。
目処がついたらまた別の店舗へ行くという遊軍システムである。それほど中途採用の薬剤師は現場でとっ散らかっていて、ましてや週2〜3日勤務のパート薬剤師複数で回している店舗ならなおの事だそうだ。
そんな事言ったって、私だってまだたかが5年目だし、入社時の半日研修&1ヶ月の店舗研修で一人薬剤師として現場に出された人間である。ベテランなのは歳だけで、ドラッグストアでの経験値も知れているのにとS先生の話に笑ったが、そんな人間でももう少数派になっているとの事。
30代以降の薬剤師をせっかく中途採用しても、ともすれば初めてのOTCの接客に対して馴染めず短期間で退職したり、親の介護などで退職せざるを得ないケースも生じているそうだ。また昨今は現場に出るプレッシャーに加えて新型コロナ感染リスクも負いたくないから中途入社辞退を申し出て来るケースもあるというから驚きだ。
さりとて70代前後の超ベテラン薬剤師では常勤から週2〜3日のパートへ勤務を減らしたい人ばかり。なので身体も動かないし改善意欲も乏しい。でも会社は要指導・1類医薬品販売許可維持のためにその人達を切るわけにもいかないと。高齢化はここにも確実に来ていたのだった。
S先生が現場の薬剤師にこの話をするのは私が最初との事だが、環境が整えばこの夏から実施に移したいらしい。
私からは一つだけ条件を付けさせてもらった。それは通勤時間。身体の状態もそうだが、通勤時間で徒らに体力を消耗したくはない。体力は現場で使いたいから通勤時間はせいぜい40分前後までの店舗にして欲しいと。
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そんな私も二度に渡る尿細胞診でclassⅤが出てしまった。だが造影CTでも全く異常が認められない。次回は膀胱内視鏡で中を見る予定だが、主治医のT先生も、細胞診でがん細胞を認めるも組織的な異常は認められないという患者はそれなりにいると言っているから、何らかの異常が出るまではこのまま観察し続けるしかないだろう。それががん細胞との共存共栄というものかも知れない。
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