ドンピシャ!
私の公休日の関係で、初診のO先生から再診はK先生へと替わるのは承知していたが、K先生もさすが痛みの専門家で、私の訴える痛みの履歴や現状について共感を持って聞いて頂けた。
結論としては、デパスから別の薬剤にスイッチして様子を見て1週間後に外来を受診する。痛みが治まらない場合は神経ブロックを実施するという方針だった。
K先生の処方薬が何だかは院外処方箋の印字が細かくて見えなかったが、受診後に確認したら何とトラムセット‼️
この薬は2年前にBCG膀注療法による強い痛みに悩まされていた時、それまでのボルタレン座薬やロキソニンなどのNSAIDsでは十分な効果が得られなかったため、トラムセットの存在を独自に調べて、たまたま主治医のT先生の外来日以外の日だったので別の先生に処方してもらった事があった。しかしその効果もイマイチだったので、もしこの時処方箋の字が見えていたら別の薬剤をリクエストしていたかもしれない。
だがもはや処方されてしまったので、近所の調剤薬局で薬をもらい取り敢えず飲み始めた。ところがこれがあにはからんや、最初の服用2時間後までに痛みが和らぎ、それから6時間後の2回目服用後の夜は朝まで痛みが出なかったのだった。
トラムセットがドンピシャ‼️
翌朝も服薬後1時間少々で痛みが薄らぎ、30分遅れながらも5日ぶりに出勤出来た。仕事中はさすがに鈍痛が続いた時間帯もあったが耐えられないものではなく、それよりも強い痛みが出る事は無かった。
これは嬉しかった。あの痛みの苦しさが和らいだ事に涙が出るほど嬉しかった。
その後1日3回の服用を続けているが、K先生が処方日数を1日間違えたようで次の受診日まで3錠足りない計算になり、今日の公休日は1日1錠に節約せざるを得ない事態となってしまった。まあ、公休日はほとんど安静にしているから、痛みさえ出なけりゃそれでいい。
トラムセットは非麻薬性のオピオイド系鎮痛薬トラマドールとアセトアミノフェンの合剤で、NSAIDs系よりも鎮痛作用が強力な代わりに眠気や吐気などの副作用も出やすいのだが、私に限ってはそのどちらも出ていない。これは2年前に飲んだ時も同じで、痛みに弱い私のせめてもの強みなのかもしれない。
器質的な要因はほぼ無いにも関わらず強い痛みが出るのはまるで「ジジイの神経痛」なのだが、このまま気候も暖かくなれば気圧や気温の変化による影響もなくなり、また去年の春〜秋までのように平穏な日々が戻るだろう。その日が来るのを楽しみにしたい。
そんな事を目論んでいると、忘れかけていたがん細胞が目を覚ましたりするかもしれないんだよね、これが。
まあ人生、そうそう甘くはないよな。
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