こうなるのかな?
ここまで来るとさすがの私もclassⅤのがん細胞に対する生体の免疫反応の発動だろうという希望的観測よりもがん細胞の増殖による症状の現れではないかという悪い方へ思わざるを得なくなっていた。
そこで今日の外来診療時に主治医のT先生へ前回診療時以降の症状の進展を話し、もしかしたらがん細胞が腫瘤を作ったせいかもしれませんねと訊いた。そしたらT先生はこともなげに「内視鏡で見た膀胱はとても綺麗でしたからねぇ」と言ったがそれ以上は特に何も触れずに「抗菌薬は今度はこれで行きましょう」と前回とは違う処方をした。
つまりは、この一連の症状は生体の免疫反応でもがん細胞の増殖のせいでもなく、単なる膀胱炎だったというわけなのだ‼️
ならば私の話をきっぱり否定して、これは膀胱炎だとはっきり言えばいいものを、相変わらずT先生の言葉は少ない。しょうがないので「夜間の排尿をスムーズにするためにまたα1ブロッカーをください」と付け加えておいた。
さらに、まさかもう使う事もないと思っていた、1年前のBCG膀注療法の時に散々苦しめられた強烈な膀胱痛のためにガメていた鎮痛座薬が冷蔵庫にまだたっぷり残っていたのは幸いだった。
これで対膀胱炎への役者は揃った。
入院前検査として採血、ECG、スパイロ、X線を実施。珍しい男性看護師による採血は思いのほか上手かったが、若い女性のスパイロでは声掛けのタイミングが合わなかったせいか曲線がブレて何と5回もやらされたわ。その後、入院申込手続きを経て看護師による説明と申し送りのための聞き取りへ。
もはや外来のみならず入院手術に関しても常連と化した私は、特に説明を受ける必要もなくいつものように個室を予約。申し送りには「病院食はほとんど食べないけど、他で補給してますから気にしないでください。密かに入院ダイエットも目論んでますから」(^^)
さあ、これで膀胱炎を早く治して来週末に予定されている孫の2歳の誕生日会をこなして、週明けから入院手術へと突入する段取りが整った。
結局、このままで行けば膀胱全摘はまだ遠い先で、定期的に経過観察をしながら異常があれば入院手術を繰り返すという日々になるのだろうか。
その時の引導はT先生に渡してもらうようお願いするしかないだろうけど、どうやら今はまだその時ではなさそうである。
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