今のあれこれ
明けた途端に強烈な30℃超えで、ようやく虫除けやら冷却グッズやらが動き始めた。5月に棚替えをしてからかれこれ3ヶ月近くにしてやっと夏らしくなったというところか。やはり異常気象化は進んでいる。
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7月9日に逝去したジャニー喜多川氏。
多くの国民的男性アイドルを育て上げたジャニーズ事務所の社長として連日その功績と思い出を振り返るとしてアイドル達の懐かし映像がテレビに映し出されていた。
光あれば影あり。
そのジャニー喜多川氏と所属アイドルとの性的な関係(今で言えばパワハラの一種か?)を暴露本「光GENJIへ」で告発したフォーリーブスの故・北公次氏の件は、当時もごく一部の報道に抑えられ、現在も取り上げられる事はない。
事務所から独立したタレントに対するテレビ出演規制問題も、なぜかこのタイミングで公取協から注意を受けた。これはジャニーズ事務所に限らず、業界の暗黙のルールとして周知の事実である。
強大な権力が周囲の過大な忖度を生むというのは何も政治の世界だけの話ではない。
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暗黙のルールと言えば、宮迫博之、田村亮らの芸人の反社会的勢力とのギャラ飲みに端を発した闇営業問題から吉本興業の会社としてのあり方にまで発展した一連の騒動が連日マスコミに報道されている。
新人発掘の名目で立ち上げたNSCで多数の若い才能を囲い込むというビジネスモデルは大したもの。
その裏で、契約書ではなく口約束による所属契約、ワンステージ数百円からという実績による極端な報酬体系などで会社が甘い汁をすすっていた事も事実であろう。
いかにも大阪らしい浪花節的手法。その功罪についてはそれぞれあっただろうが、現代社会ではもはや前世の遺物だと言わざるを得まい。
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参院選は予想通り自公の過半数議席を確保して終わった。
投票所で個別の立候補者の一覧表を見て、いつになくこれだと思える候補者のいない事に戸惑った。参院候補とは言え、いかにも人材がプアなのかアピール不足なのか、その場で1分近く逡巡してしまった。
話題になったのは山本太郎氏の「れいわ新選組」の比例2議席(特定枠)をALS患者と重度身体障害者が獲得した事だった。
被選挙権資格さえ有していれば選挙に立候補できるのは当然の権利。だが今回の結果は、その議員が議員としての活動がどれほど出来るのかという課題を浮き彫りにした。
本来、社会的弱者に属する難病患者や障害者などの声を代表して国会に届け、それに対する法律を立法する事が議員の役割である。その社会的弱者自身が議員になるという前代未聞の事態となったのである。
すでに大型の車椅子が通行出来るよう議事場の改修工事が始まったという。ALS患者の舩後靖彦氏はカナボードを介して介護者へ意思を伝える事しか出来ない。重度障害者の木村英子氏共々日常生活には介護者を必要とする。
さて、彼らは立候補したのか、させられたのか? 今後の2人の議員としての活動と国会のありようを注目したい。
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世間あれこれよりも自分の事はもっと重要である。
定期的な検査外来で、数ヶ月に一度受けている膀胱内視鏡検査。実はその前の尿細胞診で久しぶりにclassⅣか出ていたので、その疑いを持って入念に見たけれど、どこにも異常が見受けられないとT先生。
そういえば尿検査の少し前、一度だけ少量のコアグラが尿中に認められた。異形細胞の存在はその影響と思われるが、念のためこれまた半年ぶりCTを来月受ける事にした。
さて「騙し騙し長らえよう作戦」はどこまで奏功しているか。再発や痛みのない今のうちにやりたい事をやっておくのがいいだろう。いよいよ懸案の別府湯布院ツアー企画を進めるとしようか。
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