ニュースあれこれ
ゴーン氏は、去年まではフランス政府や日産の43%の株式を持つルノーに対し、日産の経営独立性を維持する方向だったものの、今年に入って言動が変わり、ルノーとの経営統合へ踏み込んだ発言があったという。
その裏側にルノーのトップを継続する条件としてルノーの大株主であるフランス政府(マクロン大統領)から日産との関係を不可逆的にするよう前へ進めろとの提示があり、それをゴーン氏が呑んだためという。
これはルノー・日産・三菱グループ最大の売上高をマークした日産にとっては到底容認できない最大の危機であり、そこから今回の検察を巻き込んだ逮捕劇に繋げた、まさに日産の日本勢によるクーデターである。
その後、日産の取締役会が開かれ、ゴーン氏の会長および代表権解任が決議されたが、その前後にもゴーン氏の数々の会社資金の私的流用が明らかにされた。
実態のない子会社を設立させ、そこからブラジルやレバノンなどに高額な豪邸を購入させ、それを家族が使用していたのは既報の通りだが、姉と実態のないアドバイザリー契約を結んで年10万ドルを支払ったり、自身の家族旅行や娘が通う大学への寄付を負担させたり、さらには私的な投資で生じた約17億円の損失を日産に付け替えていた疑いまで出て来たのだった。
これらが本当だとしたらまさにやりたい放題で、権力は必ず腐敗するという言葉を図らずも証明する事となった。ましてやゴーン氏は彼に全ての権力が集中している独裁者であったから、独断専行だろうが公私混同だろうが違法行為だろうが横領背任だろうが誰も止める者はいなかった。
世界的カリスマ経営者であれ裏の顔があり、あれほどの収入があるのにさらにカネに執着する醜態を晒した。一説にはブラジル大統領を狙っていたとも言われ、そのための資金を貯めておきたかったのかもしれないが、もはやそれも水泡に帰した。
人間、足る事を知るというのは大切だな。
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膀胱がんを公表しているキャスターの小倉智昭氏(71)がフジTV「とくダネ」で、月末に膀胱全摘出手術を行なうため長期休養に入る事を発表した。
彼は浸潤性のがんだったようで、そのケースの治療法としては膀胱全摘の上、尿路の再建を行なう尿路変更術の必要がある。再建方法のうち彼が選択したのは一般的な回腸導管造設術(ストーマ造設)ではなく、切除した小腸で代用膀胱を作る自排尿型新膀胱造設術である。
これは元ボクサー竹原慎二氏のケースと同じ術式で、回腸導管術によるパウチ使用よりも合併症のリスクはあるものの、自然排尿と同じ経路で排尿出来るのでQOLの面で優れている。
2人に1人ががんになると言われて久しいが、最近特に有名人のがん発症が話題になる事が多い。それが私の身に起こっても決して不思議じゃないわな。
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今朝、元貴乃花親方の花田光司氏(46)が元フジTVアナウンサーの河野景子氏(54)と離婚していたとの報道。既に10月25日に離婚届が提出されていたという。
だろうな。さもありなん。貴乃花の一連の動きからすれば、彼女としてはとても付いてはいけないだろうから、離婚には別に驚きはない。
景子氏は靴職人だったはずの長男優一氏のタレント活動を推していて、貴乃花とは意見の相違があったとも伝えられている。
せっかく弟子の小結貴景勝が福岡場所で初優勝したというのにねぇ。シコ名が「貴乃花と景子が勝つ(ホントは上杉謙信由来らしい)」だったのにねぇ。
彼女、元貴ノ花夫人の藤田紀子氏や元坂東三津五郎夫人の近藤サト氏と同様、今後はタレントとしてマスコミに復帰して来ると見た。一時的ではない継続的なニーズがあるかどうかは別として。
あるいは元夫を差し置いて政界進出も?
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