プチ物欲が
ただ、歩行などで振動が膀胱に伝わると痛みが発生する部位がまだシクシクジンジンする。これが無くなって初めて痛みから解放されるのだろうから、そこまでにはまだ時間が掛かるのかもしれない。
そうは言っても、このところの状態はだいぶ楽になったと実感している。安静時なら概ねLevel2「断続的な鈍痛」あたりで推移している。
例の「悪魔の時間帯」は鳴りを潜め、昼間はもちろん夜間ですら2時間おきに増強する痛みに急かされたトイレも3時間程度には延びたようだ。トイレ後の膀胱収縮も針刺し痛を惹起するまでは無くなったものの、さすがにまだ気は使うけど、以前よりは安心して横になってTVも観ていられる。
ソファに普通にしばらく座るとまだシクシクジンジンして来るので、これでいつ座っても痛みが出なくなれば電車だろうが車だろうが安心して乗れるだろう。
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症状が和らいで来ると、日々の生活も変わるというモンだ。
痛みに耐えながらの生活だと、活動量の減少も相俟って食欲も出ない。勢い、寝たきりダイエットとなって軽く一回りは痩せた。常に痛みを伴うからギターどころかTVを観る気も本を読む気も萎える。
逆に痛みが解消の方向に向かうと、今度はTVで観るもの聴くものに要らぬ興味をおぼえるから面白い。同時にストレス解消のための代償行為なのか、プチ物欲が頭をもたげてくるのである。
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例えば、ラグビーの世界No.1ニュージーランド代表オールブラックスの試合を観ようモンなら、あの強さの底に流れるマインドを知りたくて「オールブラックス・プライド(齋藤龍太郎著)」をポチったり、オールブラックス仕様のフーディージャケット(by adidas)をポチったり。
例えば、TBS「プレバト‼︎」の俳句コーナーで鶴太郎が大好きだと浮世絵版画家の名を挙げれば、すぐにググったら気に入った画風だったので「川瀬巴水作品集(清水久男著)」をポチったり。
例えば、Twitterでがんサバイバーのコメントを目にすれば、ふと自分の病気について更なるトピックスを知りたくなって「臨床泌尿器科(膀胱癌診療の最前線)」なんて専門誌をポチったり。返す刀でTwitterで話題沸騰の百田尚樹の歴史書「日本国紀」の予約をポチったり。
例えば、朝のネスプレッソを飲むためのマグカップを大好きな備前焼を含めた和洋陶磁器を織り交ぜて4つほどポチったり。
突然、高校時代に初めて聴いた「僕の胸でおやすみ」で一躍ファンになった「かぐや姫LIVE」のCD(当時は当然LPレコード)を懐かしさのあまりポチったり。
あ〜あ、しょうもない物欲だわ。
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