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最終兵器「坐薬」

相変わらず続く膀胱痛。立っても座っても歩いてもツーンと来る鋭い痛みが断続的に起こった2年前よりはまだマシだが、それでもその日その時になってみないと分からない痛みの程度と頻度が仕事を邪魔しに来る。

もはや期待されたロキソニン+イブプロフェンなんて組み合わせもほぼ通用しない状態で、こうなったら最後の武器を手に入れるしかないと思い至った。

それはボルタレンの坐薬。それも術後に麻酔が切れた後の疼痛を緩和してもらった50mgのヤツ。これを外来受診時に主治医に所望。取り敢えず頓用という事で10個ほど処方してもらった。

で、早速翌朝の出勤前に本日の先発投手として投入。坐薬は滑りを良くするために基材にグリセリン脂肪酸エステルという油脂成分が含まれているため、投入後しばらくすると投入口付近がヌルヌルした感じがして来る。便通も良くなるので、必ず排便を済ませてから投入しないとオジャンになるし。(^^;)

だが、さすが麻薬を除いて最強部類の鎮痛薬ジクロフェナク、坐薬という投与経路も手伝って投入後15分〜20分で痛みの感触が薄まって来る。これなら少なくとも午前中は凌げる。実際には8:30に投入した坐薬は概ね12:30過ぎまで鎮痛効果を発揮した後、徐々に痛みの輪郭がハッキリし出すので、ここら辺りが中継ぎ投手のタイミングとなる。

ただし最初は坐薬の連投は避け、例のロキソニン120mgに中継ぎをスイッチした。坐薬連用は肛門や直腸を痛める恐れがあるからね。

すると、やはり鎮痛効果は弱くなった事が自覚される。だが耐えられないという程でもない。まあ、それも結局はその日の痛みの程度に左右されるのだろうが。

やがて夕刻。これまた概ね17:00過ぎともなると股間がツンツン疼いて来るのを感じる。鎮痛効果の強弱はともかく、その持続時間自体は坐薬も経口薬もさほど変わらないようだ。

で、ここからクローザーとして再び坐薬投入。このまま終業時間を迎え帰宅に至る。この間、もはや身体が痛みに慣れたのかどうか、特に問題なく行動出来た。

帰宅さえしてしまえば、ソファに横になっている限り重力も膀胱出口にかからず、鎮痛薬無しでも比較的平穏に過ごせる。強い排尿開始痛の方は相変わらずだが。

そんな坐薬に味をしめた私は外来受診時に主治医に増量をお願いするものの、保険の関係とかで頓用として1回に10個しか処方して貰えない。これまで2回(20個)手に入れたが、痛みのキツイ日などは先発・中継ぎ・クローザーと坐薬3連投の日もあるゆえ、当然足りなくなる。

そこでカミさんの有料ホームの訪問医のクリニックを受診して相談。腰痛(痛みを堪えて変な姿勢で立ち回ると腰に負荷が掛かり軽いギックリ腰みたいになっているのも事実)の緩和という事で2個/日×30日処方で60個の坐薬を手に入れた。これで闘いのコマは揃った。嗚呼、ありがたや! ありがたや!

そうこうしているうちに、ここ2、3日は痛みの程度、すなわち膀胱の炎症の程度が弱くなって来ているのを自覚するようになった。強い痛みがあまり出ず、シクシクとした鈍痛モドキだけになったので何とか先発投手のみで乗り切れた日もあった。ただ、2年前もそんな一時期があり、その後またぶり返したという苦い経験があるから、ぬか喜びになるのを警戒はしているが。

何にせよ、鋭く強い針刺し痛が間断なく押し寄せていた地獄の日々に比べれば、今は天国なのは違いない。だけど涙が出ちゃう、ビビリなんだもん。

加えて、鎮痛薬の種類、剤型による効果や作用時間の差異を身をもって経験出来たのは小さからぬ財産だろう。今後、痛みの相談のお客さんが来た時の言葉に自信が持て、治療提案の説得力が増すこと請け合いだから。

これからも検査結果や症状によってさらなるBCG膀注療法は続くだろう。1クール8回のうち今回はまだ3回。そして投与の都度、このような副作用に見舞われる事は想像に難くない。

CIS(上皮内がん)ともなれば、もはやTUR-Bt(膀胱内視鏡手術)も効果薄、何せ境界線が不明瞭なので削り切れないのだ。だから当面は薬物の膀胱内投与を続けていくしかない。その過程でがん細胞が無くなればこちらの勝ちとなる。負ければ膀胱全摘が待っているだろう。

不安げな私にカミさんは、「重症のがん患者を大勢診て来たT先生からすれば、あなたなんか全然軽い患者なのよ。全摘や転移がん治療の必要もない今は、多少の辛さ不自由さを抱えても生活していけるのだから、むしろ幸運と思えばいいのよ。痛みはガマンしないでどんどん鎮痛薬を使えばいいんだし、そもそも健常人のように何も支障がないなんて事は無いんだし、病気を飼い慣らすってのはそういう事でしょ」

さすがナース、おそれ入谷の鬼子母神!




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコースティックギターやウクレレを弾いて70年代フォークを弾き語ったりするのが大好きです。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2などの弦楽器に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きはコンパクト欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経て2010年から「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

某企業でプロフェッショナルな社内研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、2nd Stageは頼れる薬局のOYAJIを目指したいとDgSで張り切ってます。

2013年から膀胱がんサバイバーを継続してます。無病息災よりも一病息災くらいがちょうど良いのかもしれません。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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