三十三回忌!
初めてBCGをやった2年半前は週1回、全8回という教科書通りのスケジュールだった。しかしながら最終回終了後から地獄の膀胱痛の日々が始まり、セカンドTURによるダメージも重なって5ヶ月もの間苦痛に苛まれた。だからBCGはもう二度とやりたくはなかった。
だが主治医T先生は「今回は前回のようにキッチリやらなくてもいい」という方針だと聞いて少し安心した。1月に受けたTURによるダメージも早期だったゆえ軽かったので気持ちもだいぶ楽になった。
だが、そううまくはいかないのが生身の難しさ。
今回はこの2回目の時点で15分間隔の極端な頻尿に始まり、その後ほぼ1時間は保つようになったものの、少しでも膀胱に尿が溜まると疝痛が生じるようになった。それでも前回の立っても座っても歩いても針やキリで刺されるような断続痛に見舞われるというレベルではないのは大きな救いである。
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そんな中、昨日は母方の祖父母の三十三回忌で埼玉県深谷まで往復160Kmのドライブとなった。もちろん途中のPAでトイレ休憩を取りつつ。
祖父母は生前は蔵前の鳥越神社の近くでハンドバックの製造業をしていて何人もの職人を抱えた大所帯だった。加えて高度成長期の波もあって作れば作るほど利益になった時代を生きて来た。一時は袋物協会の会長や横綱吉葉山の後援会長も務めたほどだった。ある意味業界の名士だったのかもしれない。
その葬儀からもう33年も経つ。本当に時が経つのは早い。菩提寺の住職二代目による読経を聞きながら目を閉じれば、祖父母との思い出がいくつもいくつも浮かんでは消えていく。こうして故人を忘れないという事が何よりの供養だと思う。
それにしても齢80超えの三兄弟が親の三十三回忌の日に健在なのはある意味驚異だ。祖父が亡くなったのは享年86歳だったから、その子供もまだまだ行けるのかもしれないが、施主の叔父によればお墓はこれを区切りに畳んで都内の納骨堂施設に移すと言う。
いくら健在とはいえ、さすがに全員が五十回忌を迎えるのは難しいだろう。ましてやそれぞれ千葉や神奈川に住んでいるので、そうそうこの深谷へも来れない。都内の集合型納骨堂なら遥かに行きやすいので賢明な判断だと思う。
法事後の食事はいつもの鰻屋だったが、前回から6年経つ間に随分と味が劣化した気がした。この鰻重、焼いて冷蔵したものをチンしたかのようにただただフニャフニャ。ベトついた白飯と相俟って久しぶりに不味い鰻重を食した。思わず佐原の山田の絶品鰻重を思い出した。
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不味いと言えば、最近発売されたア●ヒの「クリアラテ」なる飲料。カフェラテ味の透明な液体なのだが、先日ウチのお店にもこれが納品された後、事もあろうに担当SVから「これは不味いので追加発注はせずに売り切りにすること」という極めて異例のLINEが届いたのである。
自店の新商品をそれほど蔑むのはどうなのかとスタッフが試飲してみたら、異口同音に「不味い!」と切り捨てたではないか。この時私は飲まなかった。もともと色彩も味のうちと思っているから、こんなヘンテコリンなものは推して知るべし。
サントリー「ヨーグリーナ」から始まった透明飲料だがなぜかヒットした。さらに紅茶味も出ていて好調なようだ。その二匹目のドジョウを狙ってのア●ヒの攻勢なのだろうが、最初からこんな評価だったらお先真っ暗じゃないの?
というワケで、私も法事へ行く途中のコンビニにあったので飲んでみた。もはや怖いもの見たさの心境だったけど。
「飲み残して氷で薄まったアイスコーヒー」が第一印象だった。コーヒー本来の香りも少なく、透明だからただの砂糖水に見えるのがまた何とも言えずマイナスイメージだ。CMやってる米倉涼子もチョイとマズったかもしれないな。
ア●ヒの上層部はよくぞこれでゴーサインを出したなと逆に感心した次第。
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今日は、ひと月前に狭いT字路で一時停止違反で飛び出して来たオバちゃん自転車を避けたはずみで側面を電柱に擦り付けてしまった愛車を修理に出す日である。
本当は中学の同級生のクルマ屋に出すはずが、彼の体調が思わしくないからかずっと放置されてしまったため、止む無く過去2回の車検で世話になっている所へ頼む事になった。
来月上旬に予定されている大学のクラブ関係のお泊りツーリングには間に合うようだが、当分車なしの生活になる。代車が黙って出てくるなんてのはお高いDラーは別にしてなかなか無いからね。
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