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今度はCISかよ!

先月の膀胱内視鏡手術(TUR-Bt)で削った切片の病理診断は予想に反して上皮内がん(CIS)だった。

振り返れば、4年半前に初めて受けたTUR-Btの時は表在性乳頭がん。いわば膀胱がんの初期型だった。

その2年後に受けたTUR-Btは同じ表在性だったものの、粘膜下層まで浸潤の疑いありで2ヶ月後に2nd TUR-Btを受けた。浸潤は否定されたものの、その後に受けたBCG膀注療法の副作用による重度の慢性膀胱痛に数ヶ月間悩まされた。

さらに2年半後、フォロー検査で引っかかり、都合4度目のTUR-Btを受けたのが先月、還暦の誕生日の2日後だった。

疑わせるような自覚症状はまるで無かった。もしこれが初発だったらまだまだ受診すらしていないだろうから、今回はフォロー検査を受けていたからこその超早期発見だったと言える。ならばそれこそオデキのようなモンだと勝手知ったる入院手術を軽く受け入れただけに、このCISという病理診断には困惑した。

CISは乳頭状の腫瘍を作らず、膀胱上皮内に広がって増殖するタイプで悪性度は高い傾向にあると言われる。膀胱がん治療ガイドライン(GL)でも、治療法としてはBCGもしくは抗がん剤の膀注療法、あるいは膀胱全摘とある。CISを放っておけば、いずれ浸潤がんから他臓器転移を起こし、生命に関わるとも。

それゆえ、痛みに長く苦しんだBCG膀注療法のようにQOLをかなり侵害される治療を繰り返すくらいなら、多少の不便さは生じるが、いっそ全ての根源である膀胱を取っ払ってしまうのもアリかな、などとも考える。ストーマに集尿袋を付けてさえいれば、再発にも膀胱痛にも悩まされない日々が送れるのである。

そんな思いも交えながらカミさんと家族会議モドキをした。

結果、確かにTUR-Btを受けるたびに悪性度が高くなる傾向があるのは不安材料だ。だが、それについては主治医のT先生が「教科書的にはそうかもしれないが現実はさまざま。これまで良くコントロール出来ていると思う」と言っていたし、現時点ではまだ全摘に踏み切る段階ではないので、もう一度BCG膀注療法にトライすれば良い。ただし副作用がキツければ即リタイアして、十分な時間を空けて再開するならすれば良いとなった。

その旨を2週間後の外来でT先生に告げ、現在発症している術後の排尿時膀胱痛が治まってからBCG膀注療法を始めようという事になった。スタートは来月以降になるだろう。

そう決めると人間というのはゲンキンなモンで、ならば人生二度目の東京オリンピックを観てやろうとか、人生最後のクルマは何にしようかとか、孫が物心つくまでは生きてやろうとか、まさに世俗の欲が頭の中を巡ってくる。

そういえば、かねてからボンヤリとイメージしていた我が身の68歳往生説も徐々に現実味を帯びて来ているかも。だとしたら、まだここ数年では死なない運命なのかもしれない。なんてね。




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコースティックギターやウクレレを弾いて70年代フォークを弾き語ったりするのが大好きです。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2などの弦楽器に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きはコンパクト欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経て2010年から「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

某企業でプロフェッショナルな社内研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、2nd Stageは頼れる薬局のOYAJIを目指したいとDgSで張り切ってます。

2013年から膀胱がんサバイバーを継続してます。無病息災よりも一病息災くらいがちょうど良いのかもしれません。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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