今日は穏やかな休日
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そんな午後のひととき。しばらく延期していたコンサートDVDを観ながら一緒にギターを弾いて歌うセッションを再開した。本日のアーティストはさだまさし。コンサートは2009年に開催した「カウントダウン ソロプレミアム in 国技館」。彼のコンサートはプラチナチケットという事もあってまだ行った事はないが、このDVDでも十分に歌の味わいと彼一流のトークの妙を堪能出来る。
このコンサートはバンド編成はなく、ほぼ全編アコースティックギター一本という私好みのもの。懐かしいグレープ時代の「19才」「紫陽花の詩」「殺風景」をコンビの吉田政美のスタジオギターと合わせて歌って時の流れを感じさせ、「奇跡 ~大きな愛のように~」も曲が出来た当時のデモデープに入っている生演奏のようなギターのみのバージョン。それだけに逆に歌詞の意味が深く胸に染みて来る。
それまではじっくり聴き入っていたけれど、「フレディもしくは三教街」と「主人公」あたりでは、やはり思わずギターを手に取り一緒に弾きながら歌っていた。
国技館開催らしく彼の歌に番付をつけた番付表が作成されていて、東の横綱はこの「主人公」だったが、その座にふさわしく何度聴いても歌っても私の学生時代の心象風景と見事に重なって行く。そして西の横綱が「風に立つライオン」だった。改めて聴くとその歌詞が耳から入って来るたびに様々な感情が湧き出てくる。やはりさだまさしは「言葉」のアーティストなのだ。
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さて、仕事の方は半年に一回行われる恐怖の棚卸しを今週迎える。売場に陳列してある商品や棚の上下に収納されている在庫は業者が入って徹夜でカウントするのだが、問題はディスプレイや空箱展示品を間違えてカウントしないように除外して、翌日元に戻す作業が必要なのである。
今回、私はこの棚卸しが半年前と同様に初旬に行われると踏んでいた。ところがグループ会社の関係からか、今回は下旬に行われる事になったというのだが、私の方はすでに10ヶ月ぶりの温泉ドライブ旅行をセッティングしてしまっていた。だから棚卸し当日はいるものの翌日は不在となり、撤去した空箱などの復旧作業は他のスタッフにお任せしなければならなくなった。
さらに階段下にある在庫倉庫は業者ではなく自ら整理してカウント&封印しなければならない。これらの作業を明日明後日で完了させるしかないのである。しかも正確無比に。面倒くさいけど。
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息子夫婦がマンションを買いたいと言う。聞いて驚いたのだが、エリアは横浜市戸塚区辺りで最寄りの駅から徒歩10数分、広さは70平米もないというのに何と4000万前後もするという。同じエリアで一戸建ては区画も広めなのだろうが6000万円以上が相場だという。周りは殆んど山林や畑だというのに、だ。信じられん状況である。
公務員のお前さんと事務職の嫁さんの安月給二人掛かりで抱えるにせよ、ローン金額が大き過ぎやしないか? 我々だって未だローンを抱えているからさほどの援助も出来ないぞ。そりゃあ銀行サイドは商売だし公務員相手なら大丈夫なんて言うだろうけど、マンションはローンの返済金に加えて管理費や修繕積立金、駐車場代が持っている限り支払い続けなければならない。固定資産税も掛かるから想像以上の出費になるんだぞ。公務員宿舎の使用料の5~6倍の金額だぞ。
さらに子供でも生まれた日にゃ、保育園から成人するまでに3000万円掛かるという試算もあるぞ。何より結婚してまだ1年経っていないんだから、もう少し公務員宿舎のメリットを生かして蓄えておくべきじゃないのか?
物件を見に行ったカミさんが話を聞くと、息子よりも嫁さんの方が購入に前のめりらしいが、綺麗な新築マンションを見てしまえばその気になってしまう気持ちはよく分かる。我々も不動産が安いと言われる名古屋時代に同じくらいの価格のマンションを購入寸前まで行った経験があるから。でも東京のマンションもそれほど変わらないという事実を知ってすぐに我に返ったけどね。
いずれにしても住宅ローンは経済的に大きなリスクではある。検討し過ぎていけないということはないのだから。
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